サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

29erSS VS 26フルサスSS

雲一つない、青空がきれいな秋晴れの水曜日。
29er乗りになってまだ2ヵ月しかたっていない私ですが、
昔の恋人を今でも愛してるんだといわんばかりに26インチのTurner FluxをSS化して
比較ライドを試してみることに。

場所は、乗車率の高いいつものトレイル。
最初に選んだのは、現在の恋人:Salsa El Mariachi 29erSS代表 9.5kg
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さらに”やまめ乗り”にすべく+10mmの120mmに

今日は、同じところを2周走るつもりでしたので、体力があるうちにフルリジッドに乗っておかないといけません。
コイツでのライドもおそらく5,6回はこなしたでしょうか。だんだんといい具合に煮詰まってきました。
ポジションもとってもしっくりきてますので、登りもスイスイ進みます。
少しウエットで粘土質な路面の登りでは、リアのトラクションが抜ける時もありますが、前後の荷重バランスとリズミカルに両脚を押し下げるペダリングを意識して、なんとかコギのみで登りきれるBikeになってきました。う~ん、とっても気持ちよい。
本当はこのままの仕様でやまめの学校に入学?して添削してもらいたいところですが、
それはまたいずれ。。。

さて、今日はライド仲間のご紹介。
本日、29erでフルサスSSという変態仕様のNEWマシンをデビューさせるNZ帰りのKさん。
今日はちょんまげはありません。
詳しくは、ご本人のBlogにてインプレあります。

最初のアプローチの登りでは「重い、進まない、つらい」のダメダメ発言連発。
と、思いきや、下り70%、登り30%の連続が続く浮遊系シングルに入ると、
「やべー、ちょー最高、すげーラクチン」の絶叫ベタ褒め。
最初にフルサスを乗った時の感動って、二度とない貴重な体験。わかるわかるこの気持ちよさ。

そして、もう一人は、これまた超エンスーなSingle SpeedマニアなHさん。初顔合わせでした。
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日本に1本のBlack Sheep製 Lone Starハンドルバーをさらりと付けた
Salsa El Mariachi 25th Anniversaryモデルですよ!

試乗させてもらいましたが、座り心地絶品級のサドルが一番の驚きでした。
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固そうに見えますが、非常にしなやかな1枚革でペダリング時の座骨の動きに合わせて左右に分かれた革がしなやかに別々に動くのでフィット感とクッション性が非常にヨロシ!
写真撮るのわすれましたが、Industry 9ハブで組んだホイール。しかもシングルハブ!
生で初めて見たI9は、King以上にノッチが細かいんですよね。独特の「ジャーーーーー」でした。

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快晴な空! 超ニコニコライド

Hさんが教えてくれたスリル満点な急斜面のショートカットコースを抜けて1周目は終了。
この下りルートはすごく気に入りましたんで、次回も、その次もココ来ます。

さーて、BikeをTurnerに交換じゃい!
期待半分、不安半分。

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こんな感じでテンショナー付けてーの。

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Rフェンダーも付けてーの。

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やまめなポジション。ジャスト11kg
(Kさん、Blogから画像を借りましたー!)


よっしゃ、和製Rossとなりきって26インチフルサスSSのデビューじゃい!

(10m走行後)

アリリ?

出だしの舗装路から、とっても違和感あり。

子供のチャリにのらされているような、とっても窮屈な感じ。ウソでしょ??
今までカラダの一部のように一体感のあったはずのTurnerが変わってしまいました。
いや、Turnerが変わったのではなく、私が変わったのですね。
元のディメンションの位置やカラダの動きを思い出すまでしばらくかかりました。

フルサス特有の路面をベタベタとなめるように接地する心地よい感覚は久しぶりでしたが、
とにかく29erと比べて重い走行感、脚を止めるとすぐに止まっちゃいそうな慣性の少なさ。
空気圧は2.0気圧にしたのですが、これでも低いかもしれません。
32×18tというギア比は現行のSalsa(33×21t)と同じ比率に合わせたのですが違い過ぎます。

苦行・修行の登りを終えてやっと下り基調のシングルに。
確かに下り天国!
ナナメった根っこや、ドロップオフもなんのそのってくらいに、自分の行きたい方向の最速ラインにカラダを向けるだけで突っ走る安定感。
反則級な下りの走りっぷりですが、帰路の登り基調のシングルでは、これまた地獄をみることに。。。
今年一番のダメダメライドになるくらいの、登れない自分でした。(体力落ちたなー)

空きっ腹には、鍋でした。
白モツ、肉団子、辛チョリソー、その他野菜沢山の塩ダシ鍋なり!!
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29erと26インチ。
両方ともオイシイところはあるはずです。
でも、今回のライドでオイシイ相棒は間違いなく29erでした。
もし、Turnerをブラッシュアップするのであれば、タイヤを激軽にして空気圧を2.4くらいまであげて
転がり抵抗を極力少なくし、ギヤを20tにすることかな。
いつかまたリベンジするかもしれませんが、下り基調のコースを選択なるとSSの存在理由が。。。

あらためて29erの守備範囲が広いことも、よーーーーくわかりました。
苦手なところを強いて上げるとすれば激坂のタイトなスイッチバックの下りが続くコースでしょうかね。(そんなシチュエーションはあまり無いですね。)

これで、フロントサス付けたら最強のトレイルバイクになっちゃいそうでコワイ!
トッププロたちの扱うカーボンだらけの激軽系フルサスだとすると。。。
自分がアブナイので、ここで妄想を強制終了します。


というわけで、どんなシチュエーションの時に「面白い!最高だ!」と定義するかにもよりますが、
里山を自走でラクしたいのならMTBビギナーも、そうでない方も、
「29erから始めましょう」と
地球の真ん中で叫びたくなる一日でした。

ライド&鍋の後、ちょっぱやで、都内に戻り、
なぜか箱根まで足を伸ばして温泉につかりました。
いつも静かです。ここオススメ!
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(誰もいない独占状態って意外と寂しいもんだ)