COMPASSタイヤの慣らし方
巷で、「しなやかで乗り心地がよくて、それなのにトラクションも良好」という定評が異口同音に聞こえてくると、試さずにはいられない性分であります。
すると、タイヤ内部で繊維がほぐされて、パキパキと音が伝わってきます。
COMPASS BARLOW PASS EXTRALIGHT
700×38cという、生粋ローディーさんには、極太の局地と思われ、
グラベル愛好家さんには、「お、ちょっとスリムね」という太さであります。
700×38cという、生粋ローディーさんには、極太の局地と思われ、
グラベル愛好家さんには、「お、ちょっとスリムね」という太さであります。
見た目はスリックなのですが、どうやら上質のケーシングとトレッド部の厚みのおかげで、グラベルロードもこなせる特異性のあるタイヤなのだそうです。
そうした性質である以上、チューブドよりもチューブレスで極限のしなやかさを体感したいのが人情ってもんです!
そうした性質である以上、チューブドよりもチューブレスで極限のしなやかさを体感したいのが人情ってもんです!
Stan's ARCH EXとの相性はバッチリで、緩すぎもなく少しキツイくらいでしたので、シーラント注入前でもビードは一発で上がりました。その後にバルブコアを抜いてStan'sシーラントを60ccほど注入。
特段、シーラントが漏れてくるとか、シューシューと音がするとか、顕著な漏れはないのですが、やはり1日も経つと、ペニャペニャに気圧は落ちてしまいます。
本来なら、しばらく数キロ走って走行時のヨレを利用してシーラントを染み渡らせるのが理想的なのですが、なかなか実走する機会が持てませんでした。
また、とある情報筋から聞いたところ、どうもケーシングからの漏れがなかなか塞がらず、完全に漏れがなくなるまで数日かかるとも聞きました。
そこで、今回ある方法を思いつきました。
題して
「漏れるなら、慣らしてみよう、指先で」
1)まずは3〜4気圧入れてビードを上げる
シーラントはすでに適量が中に入っております。(60ccほど入れてあります)
2)次に、空気をほとんど抜く
タイヤを指でつまめるほど柔らかい状態になるまで空気を落としましょう。
シーラントを入れてない場合、この時点でシーラントを適量入れておきましょう。
3)タイヤのサイド部分を揉みほぐす
黒いトレッド部分とサイドのケーシング部分を両サイドから内側に向けて全周にわたって揉みほぐします。
すると、タイヤ内部で繊維がほぐされて、パキパキと音が伝わってきます。
動画も撮って見ました。新品タイヤであると、こんな音が聞こえてくるはずです。
タイヤ内部の繊維がほぐれたことで、本来なら走行した時に発生するタイヤの変形量を、強制的に与えていることになるのかと推察します。
それにより、変形されたケーシング内部の隅々までシーラントが浸透することによって、エア漏れを解消するのではないかと考えます。
4)3気圧まで上げてホイールを回転させてシーラントを巡らして放置
私の場合、1日経っても気圧がゲキ落ちすることもなくエア漏れが治りました。