サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

彼女がブレーキを握ったら

ホイチョイ世代ど真ん中なタイトルでスマンです。

今年、娘がサンタさんからいただいたプレゼントは、キックスケーター(本名がよくわからない)でした。

値段に見合ったクオリティには目をつぶるしかないわけですが、それでもできるところはちゃんとやりたい。
それがメンテ道でもあります。

とてもじゃないけど、この機材の対象年齢の女の子には引けないほとの握力を要するブレーキ周りに手をかけてやることにしました。

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成人男性の私でちょうど良い位置のリーチでした。

通常ならレバー本体のリーチアジャスターボルトを締めこんでいけばいいのですが、ブレーキ本体のアウター受けの加工が必要でして。このブレーキの機構が、文章ではかけないので割愛します。
とにかく、ブレーキの原理を理解した上で、安全性を確保しながら30分ほど試行錯誤して行き着いたのがコチラ

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えー、アウター受け位置を手の小さい子に合わせても、リターンスプリングが強いままでしたので、1/3ほど長さをカットしてあります。

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リーチアジャスターボルトもぐっと手前に寄せた結果、こうなりました。

設定中は、とにかく何度もバイクオーナーの娘に実際に握らせてレバー位置を確認します。

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また、機械式ブレーキはブレーキのラインの曲線美が命!
インナーワイヤーの抵抗が出来るだけ少なくなるような取り回しを施しました。

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室内で試した結果、彼女の握力でも容易にフルロックする状態に。
バイクマニア的に言わせれば、セラミックピストンになったXTRのバッチリメンテされたくらいの握りの軽さで、初代マグラ・グサタフほどのゴンと効く感じのように思えました。

タツキと異様な渋みを感じたヘッド周りも全バラしてグリスアップ。

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これで、ヘッドとブレーキというバイクにとって最も重要な二大要素のメンテ終了!

『イージー・フルロックは危険じゃ!』という心配が残りますが、いざ、アスファルトで走らせると、ハンドブレーキの摩擦力は驚くほど『補助的』でしたので、効き過ぎ注意報はすぐに解除となりました。笑

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公道は走行してはいけない⁈というルールもあるようなので、車の通らない私道での練習でフットブレーキも初日でマスター。

今まで3年以上もの間、ブレーキ無しのキックバイクでしたので、これからは『加速してもいつでも減速できる子』になるべく、徐々にサイクリングの楽しさを増幅していってほしいです。
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