サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

ギアードの楽しさを再確認!

SS→ギアード→SS→ギアードの無限ループを楽しんでいる私ですが、ここ近年はギアードといってもフロントシングルが常でした。
Fシングルは昨今の流れでもありますが、自分の遊び方のスタイルがFシングルで事足りたという結果でもあるのでしょう。SSに乗り慣れてしまうと、セッティングだけでなくシフティングも複雑なFDはどんどん遠ざかってしまう傾向にあるのは私だけでないはず。


だが、しかし!今日はフロントトリプルでフロント変速のありがたさを痛感!

そのありがたさを語る前に、今回の仕様を説明しますと!
グラベルとはいってもロード系のNiner RLT9フレームにちょっと反則的なMTBトリプルクランク(Rotor製)に XTリング3枚。
FDはDEOREの9sトリプル用、RDは7700系Dura-Ace、9sカセットは12-25t、シフター&レバーは15年以上前の5500系105STI
イメージ 1

イメージ 2

裏技、隠し技(妥協?)のオンパレードでしたが、なんとか通常走行できるくらいに奇跡的にセッティング完了!
これで、夕方の2.5時間23kmほど都内をクルージングしてきました。

実は単なるのんびりライドではなく、仕事のためでもあったので、時にスピードを求める緩急をつけたライドになりました。
都内にも急にせり上がったような急坂があったり、車と同じくらいのスピードに乗って中高速が求められるゾーンがあったりする時に、手元変速ができるSTIレバーの恩恵は計り知れないものでした。
先日のバイクパッキングではコラムマウントのシフターだったため、安定した路面状況で、右手をハンドルバーから離してバイクを傾ける動きを強いられ、時に不安定な挙動にもなりましたが、STIというやつは、ブレーキレバーを握りながら変速できるなんて、これ考えた人はエライですね。
おかげでBikeはどんどん速くなっちゃいますね(笑

32tというミドルリングはStop&Goの繰り返される都内ライドには実にいいギア比の幅がありますが、ロードバイクで言うところのインナーリングの大きさ。
なので、平地で巡行スピードを上げていく時にはすぐにアウターリングに移行します。

「アウターリングへチェーンがかかる瞬間!」
いかにもこれから俺のトップギアモードが始まるぜ!っていうのが、SS乗ってた頃には感じられなかった「やる気・本気モード」に突入すると同時に、グイグイと巡行スピードは上がります。
時速30km台、そして40kmオーバーとなった瞬間、突き抜けるスピード感は、スマートで安定したロードバイクだからこそ体感できる「スピードの麻薬」みたいなものですね。
キライじゃない! これもBikeの楽しさ!

そうかと思うと、ミドルリングはSSのMTBを思わせるスピード領域。
街行く人の観察したり、美味そうな店を見たり、流れ行く景色を見ながら空想できるのもこのスピード感。スピードではなくトルクのたくましさを感じる領域はMTBerならでは!F32×R12-25tもあれば、結構な領域をカバーできますからね。
アレレ?22tのインナーリングはいつ使うの?このままでは、宝の持ち腐れになってしまうインナーですが、
これは、いつの日かやってくるであろうバイクパッキングライドで、20kg近いBikeで15%近いヒルクライムでの出番を待つことにしましょう。
経験上、あそこまでBikeが重いと立ち漕ぎしたくなくなるんですよね。できることならゆっくりでもいいからチンタラチンタラとペダリングし続けたいなって。
そんな時に、インナー22tと、9sの21〜27tぐらいの4枚くらいのコグの選択肢があれば、ある程度の最適ギア比をチョイスできるんじゃないかって、想像してます。

要するに、フロント3枚の領域を持つことで、「気持ちの切り替えができる楽しさ」が存在するってことを、今更ながらに体感しました。
切り替えをすることで、「速く」「楽に」「長く」楽しむことができますからね。
乗り飽きないってこともロングライドには欠かせない要素だと思います。

また、サクっとSS仕様に戻すこともあるかもしれませんが、
少し遠ざかっていたギアードも楽しいもんです。
ロード&MTBの仲良くミックスコンポできた3×9速仕様のNinerですが、しばらくギアードの恩恵に預かるライドを楽しんでみようと思います。
イメージ 3

毎度毎度スミマセンが
ランキング応援クリックをよろしくお願いします!
イメージ 7