サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

冬用グローブを(やっと)新調できた!

値段に見合ったプロダクトと出会うと、本当に嬉しい!
その製品が持つ機能や作りが、自分が本当に求めていたニーズと合致しているだけでなく、思わぬ発見により、さらに隠れたメリットがあったりするとその副次的効果に二度美味しさを味わってしまいます。

今回のネタは、「冬用グローブ」です。

大型店、地元店、などいろいろ見て触って聞いて、納得いかなければ買わず。
そうこうしているうちに、月日が流れ数年が経ってしまいました。
(いやいや、ただ単に資金がないだけか?)

やっと3,4社に絞り込んだうち、最終的に選んだのがこちらでした。
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intro社のstealth 3 (ステルス3)です。
とある大手自転車アパレルメーカーからスピンアウトしてまで起業し、どうしても徹底的にこだわり抜いたものを作りたいという創業者の熱い思いが込められているようで、ココのグローブにはいつもハズレがありません。

まぁ、身に付けるものですから、どの人にも100%フィットする保証はありませんし、好き嫌いの主観的な観念も存在する世界です。参考までにね。

<プロローグ>
昨年からグラベルロードのNINER RLT9に乗るようになり、少しでも時間が取れれば、真冬だろうが、夜だろうが、すぐに出動しやすくなりました。

おかげで、防寒対策をちゃんとやらないとイカンと強く思うようになったのです。
だってね、今まで10年以上も使い続けてしまった冬用グローブがコレですもの。
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左右の人差し指がどんどん薄くなり、表生地は磨耗し、めくれ上がり、
Wind Stopper素材を採用しているのに、もはや通気性が良くなっている始末。
10シーズンを超えたBBB社のグローブですが、もう減価償却はとっくに終わってますね。

<考察>
そこで、私が冬用グローブに求めたいのは以下5つの条件

1) 付け根から指先までぴったりフィットしていること
2) 指先の内側が縫合された生地でゴワゴワしすぎないこと
3) 0〜10度くらいの外気温でも防風性、保温性が保たれること
4) 余分な握力を必要とせず、柔らかい握り心地であること
5) 手のひらのパッドが硬すぎたり厚すぎたりしないこと

では、このグローブをあらためて検証してみますね。

1) 付け根から指先までぴったりフィットしていること
店内にあるものはほぼ全て試着してみたんだけど、フィット感というのは各社バラバラで全く違うから、とにかく最高にフィットするものを探し出すまでかなりかかりました。
手のひらの大きさや指の長さ・太さは個人個人違うのですが、
そんなに大きくもなく、指もスラっと長くなく、分厚いわけでもない私には
やはり日本人が作っているintroが一番シックリくるんですよ。
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指の股にぴったりと生地が当たっている時、指先もぴったりの長さで裏生地が密着でいている心地よさ!!!
たとえ指部分がフィットしていても、手首部分のホールド力が弱いとガバガバな気分にもなりハメていても心もとない気持ちになるのはイヤなもんですが、introのホールド力は絶妙にフィット。リストベルトを緩めていてもスッぽ抜ける感覚はありません。

2) 指先の内側が縫合された生地でゴワゴワしすぎないこと
上述のフィット感の項と同等なことを言っているようですが、若干意味合いが違います。指先の長さはぴったりだとしても、生地が分厚くて縫合している裏生地の集まった部分がモコモコしているのはNGってことなんです。
特に冬用グローブは保温性を向上するために様々な素材の生地を重ね合わせるため、分厚くなるのは当然なのですが、極寒冷地仕様を求めているわけではないので、ある程度の薄いほうが操作性がよいということが言えますね。

3) 0〜10度くらいの外気温でも防風性、保温性が保たれること
昨今のグローブには、商品タグに耐用温度の目安が書いてることも多くなりました。
一応の目安にはなりますが、装着してみて保温性の少なさそうなものや、-5度以下の寒冷地仕様を除くと、徐々に絞られます。私の場合、都内近郊のグラベルツーリングということなので、0度以上10度未満あたりのものが使いやすそうでした。

そして、introをはめた瞬間、
「わ、カシミヤのように触れただけで暖かいわ」と極上のタッチに驚きました。
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その暖かさの正体は、起毛されたフリース生地でした。
暖かすぎると、今度は汗で蒸れてしまうわけですが、ロード系ツーリングの場合、あまり上体が激しい動きをしないのに、平均スピードばかり高いので、とにかく手が先に冷えてくるのを阻止しないとですね。今回は「あ、暖かい!」って感じるもので試したいと思います。

4) 余分な握力を必要とせず、柔らかい握り心地であること
これは、立体裁断のスキルと、中に入る素材の量や分厚さなどが起因すると思われるのですが、店内で装着できるグローブの中ではトップクラスの握り心地でした。

はめると、自然にグリップを握りやすい立体成型されているようです。
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手のひらも手の甲もどちらの素材も引っ張れることがなく、自然に曲げることができますね。匠の技が生きている証拠だと感じます。

5) 手のひらのパッドが硬すぎたり厚すぎたりしないこと
もう一度手のひらの画像を
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手のひらの下部に、大きめのクッションがありますが、実はあまり固いパッドは入っていません。少しだけスポンジが厚めに入っているだけという印象です。
自分は、できる限りパッドは薄めで素肌の持つグリップ感に近いものを理想としてきたのですが、冬用グローブになると分厚いパッド入りが増えてくる傾向のようですが、intro社は風の影響のない内側(手のひら)は、保温性を上げすぎないようにしているのかと思います。


<副次的効果なのか?それとも開発者の狙いなのか>

なお、このグローブには人差し指全体にかけて反射素材がプリントされてます。
iPhone程度の室内ストロボ撮影だとこんな感じに。
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矢印のような一筋の光が映えるぅ〜〜!

一例ではありますが、「冬用 自転車 グローブ」と検索した結果でも反射素材のないグローブもたくさんありますからね。
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さ〜て、なんかいい使い道ないかなぁと考えていたら、ナイスな用途がありました!

「そうだ、手でウィンカーすればイイじゃん!」と!

今までも、車道を走っていて左側の路肩に駐停車している車をパスするときには、右手を真横に伸ばして、
「ハイ、私右に寄るからね!後から来る車さん、注意してください」って、
手信号をやっておりました。
そのとき、手のひらの向きは特段気にしたことはありませんでした。

ところが、手の向きにアレンジを加えればウィンカーになるのです。
反射素材が付いている手の甲を後ろ側に向けるのですよ。

早速、夜の公園で試してみました。
孤独撮影なもんで、自転車ではなくランニング状態ですけど、やってることは同じなはずですから。


反射素材を使ったグローブがカナリいいかも!

どうです!
(ヘルメットが鬼みたいで変でしょ? あ、そこじゃない?)
反射素材が実に綺麗に浮かび上がるでしょ!!

手信号は義務ではないのですが、やらないよりかはいいレベルです。
そしてやるのであれば、1%でも被視認効果が高いほうがいい(と思ってます)

ああ、またしてもIntroにやられたなぁ。
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夏用の指切り、MTB用のシープ革、そして今回は冬用。シープ革はリピート買いでしたので、これで4つめのintroとなりまし。
もちろん、他社のグローブもいろいろと使ってきているのですが、かなり悩むときは大抵はintroに落ち着く傾向のある私でした。

私の手の形が合っているのでしょう。
そ〜ゆ〜こと〜〜! 笑

そして、夜のグラベルライドへ
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気温は5度。風はやや強めの夜でしたが、
1.5時間走っても指先が冷えないっていうのは、走るモチベーションにつながることがよくわかりました。今までどうして指先がチンチンに冷えるのをガマンしていたのか不思議なくらい。

あ、あと重要なこと書くのが遅れました。
スマホ対応として使えます!
強く押してしまうと指先が太くなり、いろんなところにタッチするようで反応しないですが、ちゃんと小さな点であてるようにしてタッチするとアイコンくらいはきちんと反応してくれます。メールは打てませんが電話に出たり、アプリ起動くらいなら余裕でした。これは使える!


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