サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

PTPMはPPAPよりも奥が深い

また、ヘンテコタイトルをつけてしまったので、冒頭から小っ恥ずかしい。。。

ISとかRRとかPMとかで通じる人なら察しがつくのかもだけど、
Post To Post Mountアダプターのこと。(メンゴ)
ペンとパインとりんごとペンを一気にブっ刺すような粗い力技ではなく、命に関わるブレーキを取り付ける重要な部品だっつーことなのよん。

今日は、コレを仕入れに行きました。
黒いほうではありません。戦闘力が3倍の赤いほうを買ったのです。
イメージ 1
FORMOSA (フォルモサ)ブレーキマウントアダプター Post Mountです。
詳細は公式サイトでドーゾ! http://yuris.seesaa.net/article/439758364.html

ちょっと言い訳しちゃいますが、現行の2ボルトでアダプターとキャリパーを一緒に共締めする方式があんまり好きではないんです。軽量性はいいんですけど、なぜだか見た目が弱い?
なんとなくきちんと強く固定できるってイメージが持てないだけ。
そのために、型落ちしてしまったSM-MS-F180P/Pを使用してました。
上の写真の黒いのがソレです。

ではでは、
そこまでこだわったPtoPアダプターなのに、
なんで、FORMOSAのアダプターにしたのかって?
素晴らしいポイントを数えたら4つもありました。

1. カットした面が芸術の域!
2. しっかり軽量になってます!
3. 低頭ボルトが最初から同封されてます!
4. 穴径に変更あり!だれがやっても高精度に固定できます!


では、順番に見ていきましょう
1.カットした面が芸術の域!
イメージ 2
ストレートな寸胴スタイルのSHIMANOよりも、全体的に細く、強度が十分に保たれているところはボン・キュ・ボンてな具合に肉抜きされている。
しかも、よく見ると、SHIMANOのアダプターは穴がセンター出ていなかった。。。
この写真でいうと、すべての穴が右側へ0.2mmずれてました。
FORMOSAはバッチリとセンター出てました。

イメージ 3
CNC削り出しのFORMOSAはちゃんと角もきれいな面取りがしてありますね。
こういうところに、メーカーとしての思想がきちんと表現されていると敬服せざるを得ません。
 

2. しっかり軽量になってます!
本当はあまり軽量性を取り上げても2ボルト共締めタイプの現行品のほうが軽いのでどうでもいいことなんですが、同タイプのSHIMANO製26gに対してFORMOSAは22gと4g軽量されていることは事実なんです。


3. 低頭ボルトが最初から同封されてます!
イメージ 4
最初、ショップスタッフのF兄弟に、「ていとうボルト入ってますからね」って言われてイミフでした。「低糖? 甘さ控えめってか?」って思いますからね、主夫ってもんは。

写真の通り、頭が低いボルトのことです。
昨年2016年6末以降の出荷分はすべて低頭ボルト入り!(信頼のクロモリボルト)
昨今のいろんな形状のキャリパーに干渉するには低頭が良いとのこと。

4. 穴径に変更あり!だれがやっても高精度に固定できます!
イメージ 5
このアダプターをフォークに取り付ける際、なぜか下側の貫通穴がSHIMANOは、ガバガバのゆるゆる穴なんです。1mmぐらいはグラグラしますので、アダプター固定時にちゃんとセンターを出さなくてはいけません。

ところが、FORMOSAは、最初から適正サイズの穴なので、M6ボルトをきちんと締めていけば、自然にアダプターのセンターは出てくれます。
コレ、意外と盲点でして、説明書も何もないSHIMANOアダプターは固定時に目視に近い状態でエイヤってセンター出ししないといけない。
いや、もしくはアダプターがセンターが出ていないことに気づかないまま、キャリパー固定する際に強制的に斜めに固定してセンターを出していたのかも???

うう、自分も苦労していたんだなぁと、後悔していたら、外国のとあるサイトでこんな画像を発見してしまいました。

イメージ 6
赤矢印に注目!
どうやら、このガバ穴にはあの懐かしいVブレーキに使っていた首太ボルトを使うんだって! それ、早く言ってよ~~~~~!
なるほど、それならテーパーした首が大きな穴にスポっとはまってセンターが出るじゃん!

イメージ 7
イメージ 8

あ、すっぽりハマりましたわ!しかも低頭化も達成!
これ、説明書にきちんと記載したり首太ボルトを同封しないとだよなぁ。。。
(メーカー対処済みでしたら、ごめんなさいね)

まぁ、とにかくFORMOSAというメーカーの開発思想がいいんです。
前述のSHIMANOのような首太ボルトでガバ穴対応もそうですが、わかる人のみが適正に固定することが可能というより、誰がやっても確実固定できるシンプルさがイイんです。

900円ちょっとのコスパSHIMANOを取るか?
芸術と高精度を身にまとった逸品を取るか?


まぁ、ワタシは赤い彗星になりますわ!
イメージ 10


以前に付けてたコッチも赤でしたのでね!
イメージ 9

1500円のパーツでいい夢みさせていただきました!


<<追記>>
なんと、本投稿がFORMOSAを扱うディーラーさんこと、Yurisさんの公式Blogにも紹介していただきました。
http://yuris.seesaa.net/article/446503357.html
ディーラーさんでもあり、高品質なクオリティを追求するFORMOSAの開発者でもあるYurisさんに、認めていただきうれしい限りです。


イメージ 12
訪問の度にクリック応援してくれると
継続のはげみになりま~す!