サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

最も見やすいシマノブレーキパッドのリストだね!

12月10日にUpした記事に、SHIMANOブレーキパッドの一覧表を掲載しましたが、すべて日本語表記で、さらに見やすいレーダーチャート型のグラフが表記されたリストあったんですね。

Webで検索しても、こんな表はみたことありませんでした。
(もしかしたらどこかに掲載されているかもですが、知ってたら誰か教えて~)

それが、これです。(スマホによる素人撮影的クオリティでメンゴ)
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ハイ、こちらのSHIMANO 2016 Bike Gear Catalogの128ページを参照です。
SHIMANO取り扱いのバイクショップに行けば、参照可能かも)
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前回の記事ではすべて英文で書かれていたため、
Modulation、Power、Durability、Anti-fading、Silenceという表記でしたね。

これを、かなり直訳したと思われるのですが、
調整、制動力、耐久性、減衰防止、静粛性という日本語に置き換えられております。

調整? 減衰防止??
この二つの意味するところが、イマイチよく伝わってきませんが、
調整とは、ブレーキの効き方の立ち上がり方なのでしょうかね?
効き始めー中間ーロック におけるコントロール性がわかりやすいか否かだと思います。(違っていたら、どなたかやさしく指摘してくださ~~い)

減衰防止ってなんじゃらほい。Anti-fadeの方がわかりやすいですね。
・Anti → 「反対」、「対抗」という意。次の語句に対して対抗する強さを備えている
・Fade → ブレーキ用語のフェード現象のことでしょう。ブレーキの極度の使用でパッドやローターが耐熱温度以上になった時に、摩擦係数が低下することですね。つまり、耐フェード性が高い(=熱ダレしにくい)ってことだと思われます。

上のグラフをみても、メタルがレジンよりも「減衰防止」の効果が高く、制動力もあるという常識と合致しておりました。



さて、日本語での理解が進んだところで、自分がこの表で何を見つけたかったのかを整理してみます。

1) モンクロ用として所有している手持ちシクロ用機械式ディスクキャリパー TRP社製 Spyre SLCの制動力を高めたい。全体的に制動力が弱いため中間のコントロールも甘く、ロック寸前まで時間がかかる。

2) 標準ブレーキパッドはレジン製と思われる。形状を見る限りSHIMANOと互換性あり。(SHIMANO以外のキャリパーメーカーでもSHIMANOと互換性のあるパッドを採用するメーカーは多い)

3) SHIMANO互換だとすると、B01Sタイプに相当する。(友人による実証済)

4) できたらレジンではなくメタルに変えてみたい。

という思考プロセスだったのですが、
上記のブレーキパッドのリストには、B01S互換対応のメタルパッドが載っていないジャマイカ!!!



そこで、前述のカタログ本の次のページをめくってみましょう!
そこには、老眼オッサンには厳しいくらい小さな文字で、役立つ情報がギッシリ満載でした。

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各々のブレーキパッドが、どのキャリパーに適合するかという一覧表です。
ちょっと嬉しいことに、初代ディスクキャリパーであるBR-M755用のものまで掲載されておりました。SHIMANO製品ならほぼすべてのパッド、キャリパーが網羅されているってことでしょう。(すべてかどうかは私個人では確認できないけどネ

さて、B01Sパッドを装着できるキャリパーは非常に多いのですが、E01Sというメタル素材のパッドに対する適合キャリパーが、部分的ではありますが重なっておりました。

もちろん社外品であるTRPに装着する予定ですので、この表によってSpyreにも装着できるかは保証されるものではありませんが、「できるかも!」の期待を促進するためには最高のデータが揃っておりました。

ただ、B01Sと E01Sは、若干形状が違うので、現物合わせで確認するしかありませんね。


それにしても、300ページ以上にも及ぶ分厚いカタログがたったの100円!!!
たとえ熱烈なSHIMANOファンではなくても、スモールパーツや専用工具などを調べたい時は非常に役立つ気がします。

たとえば、こんなのとかね。
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アウターキャップだけど、シフター用で9種類、ブレーキ用に5種類もあるんです!


いやいや、これを100円で販売できちゃうSHIMANOの体力には感服ですなぁ。


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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!