アレを使って自分のBikeもキレイにして乗ってみた
前回の記事、何か引きがよかったのか、ブログ村ランキング「MTB」カテゴリーの人気記事で投稿翌日に1位になってました。ま、瞬間でしたけどね。
あの投稿の後、
「ガラスマイペットも強力でっせ!」など、多くの方からコメントを(個別に)いただきました。
みなさんもいろいろ試されているなぁと感心しまくりです。
ただ、いずれにせよ。
「ちゃんと、クリーナー成分を中性洗剤で洗い流すこと」
「手先の油分にも注意し、新品のペーパータオルで水分をふき取ること」が肝要だと思っております。
さてさて、
ワタシも投稿した手前、どうしてもカンジンカナメのブレーキの効き味を試したくなりました。
しかし、前回投稿時のディスクローターはお客様の大切なローター。
やはり、これはワタシ自身のBikeで試さないとイカン!
ブレーキの効き方を手のひらでしっかり覚えているNiner RLT9 Steelのディスクローターを施述することにしました。
前輪はShimano XTR SM-RT99 センターロック(160mm)
パッドの擦れた部分には、ヘアラインのように溝が走り、その中には黒く刻まれた筋が何本も見えます。
そして、パッドと干渉しない内側は、酸化したような鈍いつや消し状態で曇っているかのように見えます。アルミフィンのくぼみにも汚れが見えますね。
ちなみにこのアルミフィン、とっても柔らかいです。
跳ね石で軽く曲がってしまうこともあるので、取り扱いには要注意です。
実際に曲がってしまってキャリパーと接触したこともありました。
そして、後輪はMagura Marta SLローター。
こちらも、そんなに汚れているわけではありません。6穴の周辺にかすかな汚れ、接触部の内側(何も干渉しないアーム部分)には、かすかに酸化して薄茶色になっている部分が見えております。
本来なら、両方ともMaguraにしたいのです。ディスクローターでは珍しい2.0mmの厚さがあり、パッドが早くカチっとあたりタッチも固めです。(Shimano始め、他社はほとんどが1.8mm厚です)
積載量多めになるグラベルバイク、長い下り坂などで熱ダレするのは怖いので、放熱性の高いXTR SM-RT99をチョイスしてます。
それでは、SONAXで作業開始!
作業方法は前回の記事の通り。
刺激の強いであろう溶剤が飛び散らないように、ジップでチャックできる袋にローターを入れて、袋の中に数回噴霧。
なるべく空気を外に追い出して、液体が常にローター面に触れているようにして袋のジップをロックして1時間ほど放置。
まんべんなく溶剤がローターに接するように、途中で表と裏をひっくり返したりもしました。
十分に水洗いし、泡立てた中性洗剤で成分を除去、そして最後に水洗いします。
ペーパータオルで水気を吸い取り、脱脂洗浄した結果がこちらです。
アームとの接合部であるリベット周辺も非常にキレイに汚れが落ちてます。というか汚れが見えません!
アルミフィンの凸凹の中もまるで新品のよう。
後輪はさらにキレイ!
はい、まるで新品!
ワックスがけしたような光沢まで出てきちゃいました。
しかし、これで効きが良くなかったら本末転倒。
早速Bikeに装着し自宅前を、おそるおそる走ってみました。
めっちゃ効く~~~!!!笑
簡単にロックできるレベル!!
はっきり、わかります。
パッドがローターに接触し始めて「サーー」と音がなった時から、いかにも摩擦抵抗の上がっているザラザラした乾いたタッチが始まるのですよ。
それでいて、ローターそのもののアタリはすでに出ているため、中盤からフルロックまで安定した効き味。
テスターなどの機材がないのでなんとも言えませんが、感覚値で20%増しなブレーキングフィールでした。
あ~、今までうまく脱脂できずに滑っていたローターを捨ててしまったこともあったっけ。
しばらくは、SONAXでイキマス!