サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

すぐ止まるホイールはよく回る

またまた、とあるお客様からお預かりしたホイールのウエイトバランスの調整を行いました。

24秒の静か~~~~~~~~な動画です。
いや、よく止まる動画なので、ある意味「静止画」といっても過言ではないです。

すぐ止まるホイールはよく回る


手を離した時点ですぐに止まるというのは、ホイールという回転体に重心のばらつきがほとんどないことを意味します。
大抵のホイールはバランスを取っていないので、回転スピードが速くなるにつれて、重心が偏って重くなった箇所に集中して遠心力が余計についてしまい、ブレのある回転体になっちゃいます。結果として速く回るのに適さないホイールに。

自分のを含め、10組くらいのホイールをこなしているうちに、ウエイトをつける前の自由空転する速さで、「う~~ん、この速さなら3gから始めてみよう」とか、あらかたの見当がつくようになりました。

コレ、実際にワタシが体感していることなのですが、
・摩擦抵抗の低減されたハブ(低抵抗グリス、ラチェットスプリング改良など)
・重心バランスの取れたホイール
・適正な空気圧のタイヤ
の3拍子が整った条件で走ると、平地走行時に並走しているライダーに比べジワジワと差が出てきます。わずか1km/h未満の差なんですが、ソロ~~リと抜いてしまうんですよね。(とくに舗装路での体験です)

材料費500円程度でできたホイールバランサー工具「まわるくん」のおかげです。
う~~ん、Park Toolの純正工具として発売したいくらいです。

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