サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

カスタムに込められた3つの愛

件名からすると、なんかちょっと脚色多めみたいな?くすぐったいような?思わず照れちゃう記事になりそうなんですが、今回のカスタマイズはまさに『3つの愛』に包まれたものだったのであります。

1. カスタムする自分自身が好きになる自己愛

今回のカスタマイズの対象はロングテールバイクです。
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11月にも入り、幼稚園の送迎時にはさすがに風除けがないと、朝の寒さが辛くなってきました。また、多少の雨ならレインウェア+ポンチョで凌いでいたものの、やはり子供だけでも雨でも快適でいてほしいという気持ちも強くなっていたところでした。

そこで、チャイルドシートカバーの検討開始!
自転車通園する多くのママ友たちのカバーを見ては、装着方法、デザイン、素材、カバー範囲、子供の乗り降りのしやすさなどをチェックしまくりました。

そこで、選んだのがコチラ!
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商品名かどうかわからないけど、背面に「AK365」という刺繍があるシートカバーです。

購入を決めたポイントは
  • つま先までフルカバー
  • 座高のクリアランスがかなりある
  • あまり多くの人が持っていない(幼稚園ママで一人のみ)
  • 比較的リーズナブル(7000円以下)

ここまでの流れからすると、「自己愛」じゃなくて、我が子への愛だろと思われるかもしれませんが、カスタムする側からいうと、考えるプロセス、流れる時間、完成像の想像、そんなことが好き・好き・好き
そんな自分らしい自分になれる瞬間がたまらないので、ここでは自己愛とでもいいましょう。

このシートカバーを買う前から分かっていたことですが、
ヘッドレストがとても小さい我がチャイルドシートには、マニュアル通りに標準装備のベルトだけでインストールなんかできません。

現物を取り寄せ、チャイルドシートとにらめっこし、どの位置にどうやって確実に取り付けるかをゼロからクリエイトするというカスタマイズの原点を具現化するわけですから、完成する前から達成感の大きさを想像できます。

取り付けるのに必要なのは、これ
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写真にはないですが、60×12×600mmの板(300円)と、外径13mm内径10mmのアルミパイプ(600円)と、L字ステー(200円)も購入。
ホームセンターであれやこれやと悩む時間もいとおかし!


2.敬愛する匠の丁寧な作業

「自己愛」だけでは、完成できないのが今回のカスタマイズ作業。
13mmのアルミパイプに正確に5.5mmの穴を開けることは、専用工具を持たない私には無理でした。
無理ならば、本物のプロにお願いするのが一番の近道。

敬愛するという一言では表し尽くせないほど、絶大な信頼を寄せ、尊敬してやまないのがKOOWHOの永井さん。

多数のカスタムバイクと作業待ちバイクが並ぶ店内で、ご多忙の中、快く作業に取り掛かっていただき、流れるような手つきで自作パーツが作られていきました。

ボール盤でアルミパイプに5.5mm穴を切削
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もしも、自分が作業するならいきなり5.5mmのドリルで開けてしまったかも。
ちゃんとポンチをたたき、小さな窪みをつけ1本目は2mmくらいの細穴を開け、それから5.5mmのドリル穴を貫通させるというプロセスに痛く納得しました。

当初、穴を開けてもらうことだけをお願いしようと思ったら、適切な長さにカットもしていただけました。
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切断面のバリを取る巨大な耳かきのような切削工具(これほしい!)
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その後、木材のカットと穴あけまで行っていただき、用途にあった適切な長さのボルト&ナットも提供していただくというサービスのきめ細かさ!
またまた今回もプロのテクニックとサービスに感銘を受けました。

うう、自分はなんて幸せ者なんだろ!

3.我が娘を愛する慈愛

日頃、カスタマイズというと大概は自分のBikeに対する作業なわけですが、今回の対象は我が娘!
材料が揃ったわけで、ここからは愛する我が娘の喜ぶ顔がモチベーションへと昇華していくわけです。

ヘッドレスト取り付けボルト穴にL字ステーを装着
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標準的な角度よりも、10度ほど寝かせた角度で取り付ける角度を模索しているところ。
頭上にある屋根部分が前方に行けばいくほど乗り降りしにくいことを判断した結果です。

木ネジで固定し、自作パーツ群の取り付けが完了
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これだけ見るとなんか変だけど、ボルト二つで取り外しもできる構造で、取り付け強度もかなりあります!

カバーは、付属のベルトで巻きつけるようなヤワな固定ではなく、カバー本体から突き出ている細パイプを自作パーツの太パイプに上から突き刺す方式。
標準取り付け方法よりも確実・強力です。
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「完成したよ」のメールを打つと「早く乗りたい」と返信する娘。
もちろん一番最初に乗ってもらい、感想を聞かせてもらいました。

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『お父さん、つくってくれてありがとう。これで寒くないね』

雨でも風でも
笑って歌って幼稚園に行こうぜ!

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今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!