サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

セミ・プチ・ファットでいこう!

年初のBikeイジリ始めは、LTBのチャージでしたが、
やっとこさ、Salsaをしっかり組み直しました。
ここまで至るのには、かなり長かった~~!
この時期から構想していたことなので半年以上かかったことになります。

イメージ 1

とうとうリアホイールの着手です。
HadleyのSSハブを活かしてリムとスポークとニップルの交換です。

と、写真で紹介する前に!
ここで今回のカスタム構想の考えを箇条書きにしてみました。

・リアにもKnard 3.0という29+規格ものを付けて浮遊感というヘンタイワールドを堪能したかったが、所詮Salsaにはクリアランス不足

・で、2.4インチ幅のArdentを履いてみた。
 が、なんとなくなハンパ感。このやり残した感は一体ナニ?

・グフっ! じゃあ、リアにもごん太リム履かせてみたら、2.4インチでもそこそこのエアボリュームが創出できるんじゃないの~って(広川太一郎ふうに)

という三段構想で方向性は確定しました。

このハブで組み直すのは一体何回目だろう???(More than 3times…)
イメージ 2
このアングルがタマラナクテヨ!

イメージ 3
はい、3秒でできました。

そんなバナナ。。。


この角度からみると、すごいヘンタイっぷり偏平さがわかります。
まるで、往年の名タイヤ「TIOGAのPSYCHO(初代)」みたい。
イメージ 4

タイヤブロックの両サイドの端よりも、タイヤサイドの腹の方が幅が広くなりました。(一番出っ張っているタイヤサイドで実測63.5mmくらい)

イメージ 5
正面からみると、そんなに偏平ではないかもですが、
実物を見るとその偏平度合いに、ぼーく・ぼーく笑っちゃいます。
こらえきれずに~。

24mm幅のCrestからおよそ2倍の50mm幅のRabbit Holeになったわけです。

文系で計算が苦手な私ですが、2種類のリムのエアボリューム(理論上の外周)がどのように変わったのかザックリと計算をしてみましょう。

・63.5mm(直径)× π3.14 = 199.39 mm(外周)・・・Aとします。

・A - 26mm(Crestとのリム幅の差)= 173.39mm ・・・Bとします。

・B ÷ π3.14 = 55.22mm ・・・Crestリム時のタイヤサイドの幅
(※サイドブロックの幅とは違います)

つまり、まったくの机上論ですが、
CRESTリムではタイヤサイド(=腹の部分)の最大幅は55.22mmだったのに対して、26mmも幅が増えたRabbit Holeリムは63.5mmにも達したのです。

つ・ま・り
タイヤを輪切りにした断面の外周の理論上の値ですが、
エアボリュームが14%もアップしたことになります。

(実際にCrestリム+Ardent2.4でタイヤサイド幅を測れば、本当の数字がでるのですが、それはまたいつかネ。)




もう一つ、考察材料が出てきちゃいました。
それは偏平になったおかげで、タイヤの接地面の角度はどうなるのかってことです。

イメージ 6
かなりファジーな測定方法ですが、
タイヤブロックのうち、一番先端部のブロックと二番目のブロックが接する面の角度を測定してみました。

上の写真だとイメージが沸きにくいかもしれませんね。
実際の走行をイメージするとこんな感じ。
イメージ 7
分度器があればいいのですが、50度以上60度未満といったところです。

いつか、Crestリムに嵌め直してみて同じ実験で測定してみます。

ちなみに、Knard3.0はサイドブロックがかなりワイドに広がっているので、こうなります。

イメージ 8

イメージ 9
35~40度ぐらいの角度です。

これらの角度の値は、あくまでも2ブロックの接点を持った時の角度なので、
ここまで限界を試せるといった理論ではありませんのでご注意を。


実際には、トレイルのコンディションや、タイヤのコシの強さだったり、コンパウンドだったり、ブロックの持つ反発の速さだったり、ブレーキの掛け方だったり、斜面へのあて方だったりといろんな要素が絡み合って、タイヤの傾斜限界が変わってきます。

ただ、言えるのは、
Rabbit Holeで2.4インチを履くのはあくまで自己責任。
バンクには、なるべく垂直に近い面であてるようにして、サイドを使い切ることをしないこと。
もともと、フルリジッドのファットバイクなので、あまりアグレッシブな走りはしないつもりですが肝に銘じておくのは肝要です。




と、考察チックなネタはここまで。

完成したセミ・プチ・ファットになったSalsa El Mariachiがコチラです!

イメージ 10
どうですかい! 
29+ (-0.5)ぐらいの中太マッチョ感がええでしょ!!

イメージ 11
シートステイのクリアランスは左右とも3~5mmくらいあるので、車体を倒し込んでも干渉しない程度です。ま、サルサ野郎的には余裕のよっちゃんイカです。

Crestであれば1.4~1.6bar入れてましたが、指で押した感覚で判断して1.2barでコシの強さを感じました。当面はコレ基準でイキマス!
Knard3.0は0.8~1.0barぐらいですかね。
 
今回のカスタムでは非常にお世話になったBlue Lugさん
さっそく、見せびらかしに上馬店まで自走してきました。
イメージ 12
スタッフのチューヤンさんにも撮ってもらったり試乗してもらいましたとさ。

広島のプロショップGrumpyさんにも、同様のSalsa El MariachiにRabbit Hole&F:Knard3.0&R:2.4inchさんのお客様が存在することにビックリ&ウレチイ武男!

29erをお持ちの皆様、
29+フレームでなくても、29+に限りなく近いカタチで、かつ、それよりも走りの軽さを併せ持つ不思議チャンができるヨロコビを味わってみてはいかがでしょうか?


 う~ん、我ながらなかなかヘンタイな記事でヨロシ! 

いつもBlogへの訪問に感謝・感謝であります。

イメージ 12
https://cycle.blogmura.com/mtb/ranking.html 
↑こちら↑のURLをクリック
今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

皆様の応援クリックがモチベーションにつながります!