Calsaga Bar エルゴノミクスな改造編
「しかし、非常に疲れにくいERGONのGS1やGP1に慣れてしまった自分にとって、
現状のCalsagaには 改良の余地があることも。。。」
と、書き綴った先日の記事の続きであります。
さて、改良の余地とはなんぞや?から語ります。
こうやって、Rの外周位置に小指と薬指の腹を乗せる握り方をするというのが前記事でした。
Rの曲線が手のひらにぴったりと吸い付くように密着してくれるのは有り難いのですが、その見返りとして小指+薬指の指先とRの内側との距離が遠くなってしまい、握りが浅くなってしまうのです。
そこで、このハンドルバーを取付けた当日、寝ないで考えてみました。
「ここにERGONグリップのような引っかかりが欲しい」
「硬化する粘土のようなもので成型できるかな」
「いや、面倒くさいし、左右対称に成型する繊細さなんて持ち合わせてない」
「そ、そうか、あの手で行こう!」
と、アイディアが30分ほどで出ましたので、すぐに寝ました。
(よくじつ)
ジャン!
取り出したるは、ブレーキホースであります。
これを適度な長さに切ってみました。
左2本は、テスト版。試してみたところ、もう少し長めがよいと感じたので右2本が採用版
(グリップ片側で2本使用します)
一旦、革のバーテープを該当箇所まで剥がしました。
通常、バーテープの裏には両面テープなどの接着テープが密着しておりますが、何度か巻き直ししているうちに接着テープは全部剥がしてしまっておりました。そのため、革どおしがくっ付いてしまうことなくキレイな表皮をキープできておりました。
そして、2本のブレーキホースを伸縮性の無い布製テープでハンドルバーのRの内側に巻き付けます。
その後、バーテープを巻いて巻き直して出来上がり!
こんな感じです。
見た目はちょっとミミズ腫れしたハンドルバーですけど。。。
明らかに指のかかりが良くなって、余計な握力を使わないで済む感じになりました。
ただ、ちょっと短過ぎたのか、中指までかかる部分が足りていなかったので、もう一度!
前回より4cmほど長いブレーキホースを使って再度マキマキー!!
中指までのかかりを考慮したロングホースバージョンの出来上がり。
ミミズ腫れ系になってしまったエルゴノミクスな改造ですが、
どうしてどうして!
これまた、かなりシックリ来ちゃいましたよ!
懸念材料だったR内側の握りの浅さがかなり改善されました。(本当に見た目はアレですけど。。。)
ついでに、3シーズン目に突入していたブレーキパッド(F03C メタル)を新品に交換。
(写真左:使用後のパッド、2枚分の厚さ6.5~7.2mm)
(写真右:新品パッド、2枚分の厚さ8.1mm)
これは、使用後のRブレーキのパッドですが、パッドって、均一に摩耗するのではなく斜めにすり減るってことを初めて知りました。これではピストンにも負担がかかってしまうわけですね。
続いてブレーキフルード交換もチャチャっとやってしまいました。
これが、2.5シーズン使ったフロントブレーキフルード
ハンドルバーの問題解消、ブレーキパッド・フルードの交換とまるで車検を通したかのように心身ともにシャキッとしましたよ~~~~~!
慣らしも兼ねて週末は長野に視察ライドに行ってきます!!!