街乗り1時間でわかったCalsaga Barの魔力
Clasaga Barに侵された人がワタシの周りには増えてますが、伊豆に住むエビちゃんなどは、彼のホームコースでタイムが1分短縮したなどという成果をたたき出したりしてます。
まだ、トレイルには出かける機会が無いのですが、
本日、小一時間ほど時間ができたので、灼熱のアスファルトジャングルを走ってみました。
さて、Calsaga Barの本題に移る前に。
Surly Ultraハブをクイックレバー止めではなく、純正ボルト止めにしてみました。
クイックレバーで車体を故意に倒し込んだ時、どうもホイールのしなりを強く感じたこともあったので、固定力のあるボルト止めを試してみたかったんです。
結果は段違い平行棒10点満点でした!(ナンノコッッチャ?!)
前輪外すのに5mmアーレンキーが必要になるけど、これからはコッチが手放せない鴨~!
さて、本題に突入でっす!
フラットバーと違って、握る箇所が複数あるのが特徴のCalsaga Bar。
今回は握るポジションで自分のカラダがどう変化するのかを感じ取るライドでした。
さて、このCalsaga Barを普通に握るとしたらどこを握りますかね?
もちろん、ブレーキを握ることのできるポジションです。
ごく普通に考えて(いや、何も考えずに)握ると、この位置です。
が、しかし!!
ワタシは、なぜかこのBarを握るときにはこうなります。↓
手のひらの腹の部分をL字の角にあてる位置まで外側に置き、人差し指のみでレバーにひっかける状態です。
なぜかというと!
1)今まで710mmのフラットバーから芯ー芯で640mmのCalsagaに移行したので、できるだけ外側を持つのにカラダが慣れてしまった。上の写真のようなフラット部のみを握ると幅狭く感じてしまう。
2)L字の角の形状が握り込む手のひらに絶妙にマッチする。
以上、2点の理由があるからです。
すると、どうなるのか?
一番の違いは肘の位置・角度です。
写真にも違いが現れているのですが、まるで肘を開いて腕立て伏せをしているかのように、外側に肘を張り出すようなポジションになります。
そうすることによって、肘と肩から余分な力が抜け、肘は常にフワフワと曲がった状態になり、路面からの衝撃を肘から下で吸収しやすくなります。
そのかわり腹筋・背筋・腰が”やる気な姿勢”でないとこの状態はキープできません。
肘が曲がることで、必然的に
・頭の位置が下がる。
・ハンドルバーに上体の重心を預けることができなくなる。
・ペダリング時の脚の振り下ろしにトルクがかかる。
と、要するに「コイツ走るモード全開じゃん!」みたいな姿勢になりやすくなるんです。
ちなみにグリップを握る角度はあの元全日本DHチャンプの内嶋亮選手に教わったことがあり、ドアノブに手をかけてまわす時の手首のイメージです。
ワタシ自身のロジックなので、Calsaga Barを付けた人が全てこうなるわけではないのですが、
街乗りをしているだけで、Calsagaはワタシを本気モードにいつでも持っていってくれる楽しい相棒になりえることが、よーーくわかりました。
「本気モード」というと、いつでも100%漕ぎっぱなしかというと、もちろんそうではありません。
荒れたトレイルでは難しいかもしれませんが、トレイルへのアプローチの舗装路や、しばらくブレーキの必要のない軽い登りなどでは、L字部分の握ることによってそれまで酷使していた筋肉を休ませてくれたりします。フラットバー+エンドバーでも同様に握ることができますが、1本の管を曲げた曲線は、見た目の優雅さだけでなく手のひらにやさしい形状にもなり得ます。
そして、究極的な前方エンド部のポジション。
王滝のようなシッティングで登る程度のユルくて長い傾斜を、リズミカルに進むための最良なポジションです。
ただし、ここまで前方部分を握ると、ステムからも8~10cmも前方に手を置くために、サドルの位置、傾斜、腰の置き方(=立て方)なんかも自分にあったストライクゾーンを探す必要も出てきます。
シッティングで登ることに重点を置くのであれば、やまめ乗りなサドル・ハンドル位置も十分に検討しても損は無いはずです。(断っておきますが、やまめ乗りは登り専用フォームではないです。)
と、久しぶりにマジメぶった考察をしてしまいました。
とにかく、Calsagaを握ると本気汁がいつでも出そうな気がするんです。
「サドルのようにあめ色になっておくれ」ってか?!
しかし、非常に疲れにくいERGONのGS1やGP1に慣れてしまった自分にとって、現状のCalsagaには改良の余地があることも。。。
次回、「Calsaga Bar改良編」へ続く!