何故にSingle Speedにハマったのか!
昨日の記事のコメントで、王滝レーサーのojisanchezさんからこんなご質問をいただきました。
ボクには持ち合わせていない価値観なのでもしも価値観の幅が広がるならばと失礼かとは思いましたが質問させてください」
とってもウレシイ質問でした。なぜなら、私がなぜSingle Speedにハマったのかを改めて整理して表現できる機会をいただいたから。
かつてSingle Speedを乗っていなかった頃、私だってojisanchezさん同様の疑問を持っていたのも事実です。
だから、明朝体太文字で大マジメに書きます。
思い返せば、2010年頃からとある友人のきっかけで29erに乗るようになり、それまでの15年以上の26ライフから一皮むけた気がしたんです。自分の中では一過性の流行ではなく、どっぷりと29erに。
しかも、それがSingle Speedだったんです。
(完成したばかりのSalsa El Mariashi 2010/10 当Blog初投稿記事より)
SSという限られた条件の中でトレイルと対峙しては自問自答しながらギアードにはないカラダの動かし方に明け暮れていました。
さらに、2011年にはSingle Speed Japan(=SSJ)というシングルMTBのレースを主催する中心メンバーにもなり、今年も継続して第2回も開催いたしました。
こちらが、私たちSSJのサイトです。おヒマな時に見てやって下さい。
この時点でギアードは街乗りのLTBしか乗っておらず、2011年8月に出たスペシャ主催の8耐レースも当然SSでした。
SSのカルチャーって、あまりガムシャラではないんです。だって平地ではスピード出ませんもの。だけど、いや、だからこそ楽しいなって思うちょっと変わった変態さん(コレ褒め言葉なんです)がSS乗りには多いんです。
登りでは、ギアード軍団がギアを軽くしてケイデンス高くするのに対して、SSはある程度スピードに乗りながら、多少重いギアでもガッツリ漕ぎます。
それだけに、余計にカラダを酷使するので心拍数は上がります。だから長い坂はかなり困難。
やまめ乗りを学んでみたり、積極的に立ち漕ぎしてはダンシングしたりと、26ギアードライドの時にはあまり活用しなかったテクニックをフル活用しました。
結果的には、あまり長距離でなければSSだって速いんだ!っていうことが快感につながります。SSでギアードBikeを登りで抜くのですから。当然、私レベルのお話なので、本当のトップクラスは違います。
そんなSS信者になりつつあった私だったので、SSJ実行委員メンバーを代表して春の王滝はSSで参戦するのが自分の使命にも思えて来ました。
まさに、その時の「自分の持ち得る最高の条件」でヤッテヤロウと思えたんだす。
この時の相手はギアードバイク集団ではなく、あくまで自分でした。
仮想のライバルは、
「おいおい、SSで王滝行けるのか?? ギアードの方が軽く登れるぜぇ」
の考えを持った自分との戦いです。
また、どれだけ存在するかわからないけれど、同じ42kmカテゴリーに出場するSS乗りの中でどこまで奮闘できるかということも、私の実力を示すいい機会のような気がありました。
結果はコチラの通りです。
いい経験ができたと思ってます。
自分にも「折れない心」があったんだと、一瞬ですが自覚できました。
そんな私ですが、次の王滝はギアードで100kmに参戦します。
これが "王滝マジック" ですね。連戦する決意を持つと、どうしてもよりよい結果を求めたくなるものです。
ちなみに、今回は5月の王滝に参戦しましたが、その前に参戦したのは2007年でしたので5年のブランクがあり、連戦というイメージもなく「戦績の向上」よりも「SSでの参加意義」の思いが勝ったというわけです。
家族の協力=妻の応援もあり、王滝に参戦できる境遇になった私ですが、自分の可能性を信じて少しでも向上したい思いが強くなりました。
2007年は7時間30分でしたが、目標は7時間切りです。
欲を言えば、王滝最強マシンは29er 100mm フルサスかと思いますが、上を見ればキリが無いので、そろそろ入荷してくる新フレームで勝負します。
最後に、
SSは決して万能ではないです。誰しもハマるわけでもないと思います。
これからギアードBikeを作ったとしても、SSライドはやめません。
速く走るのではなく、SSで登る達成感や一体感に酔いしれたいからです。
以上
自分の本名の頭文字もSS の変態のサルサ野郎でした!
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