サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

SingleSpeedWorldCup 2010に感化されたオトコ

というのは、私です。

それは、今年の本戦が行われる数日前にh-abcoさんのBlogの数枚の写真がきっかけでした。
(h-abcoさんBlogにご新規でご入場されると、物欲とトレイルライド欲が増幅します)

惜しくも今年は優勝を逃してしまったRossさんの決戦Bikeがこちらに載ってました。

それがコレ↓
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元優勝者のくせにポップですね!

ほー、29erではなく26フルサスではあーりませんか!
当然、また優勝を狙うはずの彼があえて26フルサスを選んだのは何か意図があるのでしょうか?

9月にSalsa El Mariachiが完成してから、ライドのお供は29erばかり。
たまには、いとしのTurnerも乗ってあげないとね。

ということで、
昨日の予告どおり、Paulのミラクル大作戦が、本日の早朝に行われたのでありました。

手が汚くてカメラ触れないので作業工程はあまり撮影してま千円。

ちょっと厄介だったのが、Paulのテンショナーの位置出しです。
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他メーカーのテンショナーのほとんどはガイドプーリーを左右に無段階調整できるものがほとんでしたが、こいつは厚さ約2mmのワッシャーが3枚あるだけ、つまり2mm単位でしか動かせませんのです。
また、トッププーリーと18tのコグの距離があまり大きくとれないため、コグとプーリーを垂直にピターっと合わせないとチェーンの抵抗が大きくなってしまいます。

フロントの32tのギヤ板とチェーンラインを見た結果、ワッシャーはこの位置がベストと判断。

次にコグ位置を合わせます。

本当はAlternative Bycicleで購入したギヤクランプの予備があればコグの位置調整は一発です。

コレですね↓
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しかし、 私のギヤクランプはSalsaのホイールにしっかり装着されているので、
外すの勿体ないちんげーる。

ということで、通常のコグスペーサーで位置出し。
しかし、想像してたよりもかなり手間取ることに。
それは、このテンショナーの稼働範囲が狭く、こいつを装着したままだとホイールの脱着がかなり難しいということに気づいたからです。

・コグスペーサーとコグを組み合わせ、
・ロックリングをきちんと締め、
・クイックシャフトを付けてフレームに入れ、
・テンショナーをフレームに付け、
・コグとテンショナーの位置関係を確認し、
(再調整要!)
・テンショナーをとり外し、
・ホイールを取り外し、クイックシャフトも取り、
スプロケ外しをする。

この行程を朝っぱらから5回ループ。。。(ヒマだね俺)

最初からノギスを使って計算してやればよかったのですが、
「えい! これでどーでぇい?」みたいな江戸っ子気質が邪魔をしました。

というわけで、なんとかテンショナーは装着。
次にチェーンをマニュアルにしたがった長さで取付、一旦は作業終了。

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ガイド替わりになっている38tのアウターに入れた時のテンショナーの角度

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フロント32tの場合

一応マニュアルに従うと、二つのプーリーはほぼ垂直がよいとのことですが、
いろいろ動かしてみると、サスがフルボトムした際に伸びるチェーン長を考慮しても、
あと2リンクは短く縮めることができるようなので、今夜にでも詰めようかな。

フルサスSSしているライダーのBikeはもっとパツパツテンションです。
やはりテンションを強めにしないと、フロントからチェーンが外れやすいということが考えられそうです。暴れたチェーンがチェーンステイをたたく音もうるさいしね。

適度な長さのチェーンリングボルトが無くて仕方なく取り付けた38tアウターギヤですが、
これが怪我の功名。テンショナーがあるために、フロントディングル仕様が指一本工具なしで変速できます。(指は汚れます)
これで街乗りは38t、トレイルは32tの選択ができるぞ!

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早速、街乗りしてみた感じでは、「超軽いフルサス」になった気分を味わえました。
でも、SSの良さは路面と対話して始めてわかるもの。明日が楽しみです。



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(Eリングはめた時に、ラジオペンチで指噛んだ時の血マメの図)