サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

古参となった9sの最後の悪あがき

もう7,8年くらい前のことですが、
SHIMANOが8速から9速に変わった後、数年たっても未だに8速のライド仲間の後輩くんに向かって、

「◯◯◯(後輩くんの名前)の、ギ~ヤ~を数えてみ~た~ら~
 いまだ~に~、8速で~し~た~~!!  ちっきしょ~~!」

というコウメ大夫の節に合わせて、彼をからかったことがありました。
はい、ワタシ、悪い先輩でしたね。(ごめんね Mくん)

そう、時代はもうリア10速が当たり前になりつつあり、アチラの国では11速の波も押し寄せてくる勢いになっております。

でも!
ワタシは、まだ9速さ! 旧速と書いても同じ音なのさ!
(ちなみに30年前のRCボーイには、「きゅうそく」というと、”急速”充電器のことをさすのであった)



さて、いつもの通り前置きが長いので、ここらで本題に入ります。

浸透しつつある10速のリアコグは36tが一般的。そしてSRAMがいち早く世に送り出した11速はなんと42tもあるわけで、フロントシングルでイケちゃうところが増えつつあるような気がします。

実際に、近郊の里山ライドで登りがあっても、確かにインナーがあればもっと楽かもしれませんが、センター×ローでもそこそこイケルことがあります。

ましてや、一旦29erSSで登り切ることを覚えたカラダには、インナー×ローで高速クルクルより、1,2段重めのギアでグイっ、グイっって少しゆっくりめのケイデンスで登るほうが、トラクション逃げも起こさずに登れるシチュエーションもあります。

そこで、ワタシも1×9sです。

フロントは標準的な32t。
リアは標準が11-34tでしたが、29er用に開発されたというあの12-36tのCS-HG61を使用します。

しかし、40tコグや42tコグが世に出ている以上、もうちょっと軽いギア比を実現したいのが悲しい性。


というわけで、出番です!

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じゃん!

ミドルギア最小の31t
日本入荷がストップしたらしいHome brewed Components。

すると、ギア比はこうなるんです。

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ごくわずかですが、全体的にギア比の値が軽くなるわけです。

最も軽いギア比で0.89→0.86まで落ちました。
しかし、32×40tは0.80 32×42tなら0.76と上には上がいるんです。

もう、一踏ん張りしますか!
といっても、最近3rdパーティー製品で隠れた名品と噂されるアレではありません。
なぜならレオさまは、10速用だからです。

・リアコグを大きくする
・フロントリングを小さくする

と来て
この次に来るのは、

リアタイヤの径をインチダウンする(29er→650B)

という三位一体の悪あがき作戦です。

イメージ 3
Turner 650B改にインストール!


インストールしてみて初めて31tのギリギリさがわかりました。
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(チェーン汚くてメンゴ)

4アームの先とチェーンの一部が干渉するほどギリギリ小さいミドルリングなのです。

フロントシフティングをしない自由。
後輪シフトにのみ集中できる自由。
29erよりかは少し軽い漕ぎの自由。

自由って一体なんだ~!

おっと、こんなことゴチャゴチャ書くより、こんな記事も有用です。

私見では、
フロントシングルが当たり前なDH的なクールなかっこよさと、
SSにも通じるシンプルさが、結構ハマってます。

650Bにした結果、
29erと比較した場合に、理論上軽くなるわけで、こうなります。
(前述の記事のロジックです)

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はい、最軽で0.82までになりました。29erだと32×39tのギア比とほぼ同じになりますね。

10速レオ様にたどり着けず、
11速のXX1なんて夢のまた夢のワタシならではの最後の悪あがきでした。

ちなみに、こんなに軽量化もできました。
イメージ 6  イメージ 7
バッシュガード、インナーギア、ケーブル類、フロントディレーラー合わせて400g近くをダイエット!




いつものトレイルで試せる時がくるのがタノシミです。

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今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!