サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

「ベタつかない・空気が涼しい・蒸れない」マスクギア作りました

突然ですが、私、マスク装着するの嫌いです。

この暑さでマスクするの不快極まりないです。

みんながやってるからやるような世の中になってしまいましたが、三密な状況の場合は、付けざるを得ません。(自身からの飛沫を防ぐという意味だけにおいてです)


今回投稿するネタは、先日、朝の情報番組「ZIP」で紹介されていたものです。

残念ながら自分のオリジナルではありません。

番組見てた時に、これ商品にしたら売れるんじゃないってぐらい良さげな印象でしたが、作って見たら想像をはるかに超えた快適さでしたので、改めて紹介します。

 

 

用意するもの

1) PPシート(ポリプロピレン・シート) DAISO製で390×550mm B3サイズより大きい!

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2) 作業に必要な道具

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・カットボード

・カッターナー

ステープラー

・平ヤスリ

・30cm定規(片面がカッター用になってます)

・ハサミ(画像に撮るの忘れた)

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作り方

PPシートをカットして、2つの板状のパーツを作ります。

15×70mm と 15×110mm 1枚ずつです。

※個人の顔の形状や、マスクの大きさ・伸縮性によって、70mm、110mmのパーツの長さは変わりますので、各自が適したサイズを測定してみてください。

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0.75mmのPPシートはやや硬いので、カッターで全部切ろうとすると少し難しいです。

カッターで薄く線を引くように切れ目を入れてから、ハサミでカットしたらうまくいきました。

 

まず、2枚のシートを端っこを合わせてステープラーで留めてしまいます。

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初代モデルは10mm幅で作りましたが、ステープラーの幅があるので、15mm幅にしたら、ステープラーの針がイイ感じに治りました。

もう1つの端っこも、両端を合わせて固定します。
長いシートをかなり曲げて合わせるのですが、頑張りましょう!やればできます。
この時にステープラーの針の向きにご注意ください。

下の画像の通り、針の先は長い方のパーツに向くようにします。

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このように、このグッズの凸部が前方に向かうようになりますので、

ステープラーの針の向きを指定したのは、針先が肌に当たらないようにするためです。

 

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理想を言えば、PPシートの接合にはステープラーではなく熱圧着とか、
専用ボンドで接着した方が見た目はイイんですがね。

PPシートの角が肌に当たるとチクチク痛いので、四隅は丸くカットしてヤスリがけすると良いです。

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最後に、「これ、自分のだよ!」ってわかるようにお気に入りのステッカーでも貼っておきましょう。家族の人数分作ってもどれが誰のだか判別しやすいですね。

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言わずもがな、Whatineedですけどね!笑


いざ・装着!

マスクを通常通りに装着した後、少しマスクを浮かせて、

先ほどの画像のように「マスクギア」をアゴの上方、下唇の下方にセットします。

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普段通りに喋ってみても、マスクが少し動くだけで、会話には全く困りません。

 

「マスクギア」を使用する前はこんな感じでマスクが顔に密着してました。

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装着した時の感想

 

今まで吐いた息はある一定時間、マスクの中にこもって熱気を帯びていましたが、

この「マスクギア」をつけると、マスクしてない時と同様の熱気の無い新鮮なエアーで呼吸が可能になりました。

かなり凸部を高くしたおかげで、マスクは唇とは一切接触しなくなりました。

今までマスクの生地を貫通していた吸気・排気は、全て下方に大きく開けられた「マスクギア」の通気口を通って行くようになるんです。

ただ、注意すべき点は、マスクの本来の機能としての

細菌や、花粉、PM2.5やホコリなどから守る防塵効果は著しく下がります。

あくまでも、この度のコロナウイルスの感染防止対策として「自身からの飛沫をできる限り飛ばさない」という効能のみです。

マスクをしている時点で、ウイルスが付着してしまった指先を、顔や口に付けない効果はちゃんとありますので、何もやらないよりかはマシといったレベルですね。

 

メガネは曇らないか?


今まで、マスク装着時に荒い呼吸をすると、「メガネ曇って視界不良」問題がありました。

さて、今回の「マスクギア」を装着したらどうなるか実験してみました。

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わ、わ、わ!
全然曇りません。相当荒い呼吸をやっても曇りません。

鼻呼吸でも口呼吸でも、吸排気の90%近くはマスクギアの通気口を経由してしまう感覚ですね。

試しに、「マスクギア」を外して呼吸したらちゃんと曇りました。

 


最後に

 

これ、接着方法さえスマートにできれば、商品化しても良さそうですね。
今回はテレビで紹介された方法で作ってみましたが、高さ調整できるようにしたり、

抗菌加工された素材で作ったりと、少し手を加えてみたくなります。
とにかく、簡単な工作で製作できるのがイイですね。
390×550mmのPPシートで、70個以上以上もできるってことは、一個1.6円程度という驚異的なコスパの安さも魅力でしょ?(って、個人で70個も絶対作らないけど)


本音は、マスクもシールドも要らない安心な世界に戻って欲しいですがね。