フロントシングルグラベルロード 7社比較から得られたこと
「今、フロントシングルが熱い!」
【調べてみようとした理由】
フレーム単体から各パーツを自由にアッセンブルするというのが、理想中の理想だというのはわかりきっておりますが、各社の思想や方向性というのは、少なからず完成車の仕様に現れてくるので、傾向としてとらえておきたかったのであります。
All Cityの斬新なスペックは他と圧倒的!これまでの経験上、タイヤ幅のクリアランスだけはあったほうがいいです。
もちろん、レースor非レース、勾配の有無や難易度、距離、体力、FD操作の熟練度などによって、ストライクゾーンは異なるので、どちらが一方的に正解ではなく、どちらも正解となるケースがあるってことです。
どちらも正解でありながら、どちらもメリットとデメリットは存在しますね。
どちらも正解でありながら、どちらもメリットとデメリットは存在しますね。
一方で、とっくにフロントシングルが一般的になりつつあるMTBでの議論はここでは取り上げませんのです。
自分自身は、グラベルバイク(Niner RLT9 Steel)に2016年から乗り始め、
SS、2×2、1×6、2×9、1×9、1×11という変速数や、
SS、2×2、1×6、2×9、1×9、1×11という変速数や、
700×40、700×42、650×2.0inch、650×47cなどのタイヤサイズを試してきました。
行き先、同行パートナーの車種、舗装路or悪路率、勾配のきつさ、積載荷物重量などの条件によって、おおよそのストライクゾーンの使い分けをするようになってきました。
例1:SS同士の仲間で川沿いダートツーリング→SS (700×40C)
例2:積載量たっぷり満載のバイクパッキング→1×11(650×47c)
例3:Up&Down、Stop&Goばかりの都心部ライド→1×11(650×47c)
(※上記は一例であり、正解は複数あります)
長らく9sコンポを使ってましたが、最近のワイドレシオに対応したくてもできない限界値を知り、最近になってようやく11s化した途端に、各社の現行品や優良サードパーティーの製品を活用できるようになりワイドレシオ(メガレシオ)も選択肢に加わることになりました。
例2:積載量たっぷり満載のバイクパッキング→1×11(650×47c)
例3:Up&Down、Stop&Goばかりの都心部ライド→1×11(650×47c)
(※上記は一例であり、正解は複数あります)
長らく9sコンポを使ってましたが、最近のワイドレシオに対応したくてもできない限界値を知り、最近になってようやく11s化した途端に、各社の現行品や優良サードパーティーの製品を活用できるようになりワイドレシオ(メガレシオ)も選択肢に加わることになりました。
いつものように、ちょっと長かった前置き的な説明ですが、
「バイクパッキングも可能なグラベルバイク」というザックリとした用途の、各社のギア比とタイヤ幅にフォーカスして、7社のデータを調べてみました。
【調べてみようとした理由】
フレーム単体から各パーツを自由にアッセンブルするというのが、理想中の理想だというのはわかりきっておりますが、各社の思想や方向性というのは、少なからず完成車の仕様に現れてくるので、傾向としてとらえておきたかったのであります。
もちろん、これからグラベルロードを購入・カスタムしようとする方の参考資料にもね。
【選んだバイクたち】(リンクあり)
1. All City GORILLA MONSOON
【選択した基準】
・国内正規取り扱いの完成車モデルのみ(Salsaはこの仕様のみ国内取り扱いなしでしたが参考にしたかった)
・フロントシングルのみのモデルに限定。この時点でSurlyやNiner、GTなどは残念ながら検討外に。。。ちとザンネン。
【比較データ】
一番知りたかったギヤ比、タイヤ幅以外のデータもね。
・コンポ名 → 完成車にコンポしやすいメーカーは大抵アソコとアソコしかないけど。
・ディスクローター径 → オフロード走行やバイクパッキングまで視野に入れるとどうなるのか?
・ボトルケージ、キャリアダボ → この有無でバイクパッキング志向なのかがわかる
【その結果がコレ】
(※クリックすると拡大表示されます)
【結果から読み取れること】
1. タイヤ幅が太い順に上からソートしてみたところ、ローギアのギヤ比も相関性あり。
タイヤ幅太い→悪路向き→山仕様→チェーンリング小に!
CANNONDALEはちょっと重いギヤ比ですが、きっとSlateでロードプラスって世界を牽引したいので高速仕様になったのでしょうかね。
CANNONDALEはちょっと重いギヤ比ですが、きっとSlateでロードプラスって世界を牽引したいので高速仕様になったのでしょうかね。
2. Fシングルは、SRAM一択時代。
フロント変速のない左レバーはSRAMにしかありませんからね。
3. フォークボトルダボ(2or3穴)付きはまだまだ少数派
ワタシはもちろん賛成派です。もしもの時の積載量増加は心強いですから
ワタシはもちろん賛成派です。もしもの時の積載量増加は心強いですから
4. 7社の平均値
チェーンリング歯数:40t(小数点切り捨て)
Topギヤ比:3.97
Lowギヤ比:0.96
Lowギヤ比:0.96
タイヤ幅:44c
5. ローター径は160mmがスタンダード
カタログには記載されておらず、目測で得た数値もありますが、経験上、積載量が多くなるので、フロント・リアともに160で良いと思います。
たとえば、街乗り主体で軽装備のケースならリアのみ140でもいい気がします。
【7社の中のベストバイク】
前述の通り、「バイクパッキングができるグラベルバイク」という視点で選択するとしたら
1位 All City GORILLA MONSOON
2位 KONA SUTRA Limited
3位 該当なし
3位 該当なし
ですね!
All Cityの斬新なスペックは他と圧倒的!これまでの経験上、タイヤ幅のクリアランスだけはあったほうがいいです。
それだけタイヤの選択幅も広がるし、何と言っても太いのは乗り心地がいいし、トラクションもかかりますもんね。
唯一、フォークにはドリンクケージが付けられないのですが、ワタシなら根性で増やします。(経験あり)
2位のKONAはキャリアダボ、フォークダボの有無とコスパの良さ。
まさに万能なスペックで飽きのこないデザインとスタイルがいいですね。
かなり主観的なので、サラっと参考程度に読み流してくださいね。
【今後のMyBikeの仕様】
完成車から読み取れたデータはあくまで参考数値です。
現在のMyBike (Niner RLT9 Steel)は
42 ×11-34t(11s) 、650×47c(WTB Horizon)
という街中ライド仕様ですが、バイクパッキングをするならば、
勾配のきつい林道中心用に、
もっとラフロード中心ならば、MTBに車体を切り替えて
32×11-42t にすればいいんです。
以上、