サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

Grinduro仕様を考える(その1)

FacebookのBike仲間には、公表していたコトですがGrinduro Japanに出場します。

おそらく自分にとって今秋の一大ビッグイベントになるかな。

ちょいと高額な参加費のために、秋の王滝も参加せず、ただひたすらにGrinduroに集中したい自分。王滝でもグラベルバイクのカテゴリーが初めてできるというのにね。

それだけ、みんながグラベルに注目してきているってコトですかね。

さて、グラベルバイクといっても、勾配のきつさ、砂利・石の大きさや・舗装路&悪路の比率、積載荷物の多さによって、仕様は変わりますね。
つまり、荒川グラベルには荒川用の、王滝には王滝用の、GrinduroにはGrinduro用のためを想定して熟成された仕様を考え抜くことが、重要!というかこれが楽しい!

ではでは、今回はGrinduro仕様に特化して、過去の経験則と照らし合わせながら、仕様を固めていこうと思います。
(と言いつつも、Grinduro仕様を突き詰めていくことで、他の用途のグラベルバイクを組み上げるときの比較・参考材料に持っていくのが本当の狙いだったりします。)

 

 

 1)何はともあれ、一番重要なのはタイヤ

 色々な思考を巡らせている中で、もっとも比重の大きいのはタイヤ

北米を中心に行われてきたGrinduroは、いかにも米国らしいだだっ広いフラットダートを走るために、700×35cでもイケちゃうわけですが、ゲンコツ大の大きさの石もあり、急勾配ダートも想定される長野県斑尾のルートでは、そんなわけにはいかないんです。

と、プレイベントの時にモトクロスインターナショナルのSalsa担当の方がおっしゃってました。

2.2インチになれば、もうそれはMTBと同等でグラベルというよりモンスタークロス。

グラベルグラインダーとしては、軽快でスタイリッシュな細さをキープしつつ、荒れたダートのギャップをいなすだけの安定したボリューム感とグリップも確保したいというグラベル系の「タイヤ沼」にどっぷりと浸かるわけですな。

転がり抵抗の軽さ、巡航スピードの高さ、スタイリッシュな外観をとれば700Cを!
悪路での取り回しの良さ、グリップ良好で太くて安心なタイヤを選べは650Bになる。。。

 

色々と考えた中で、候補となったタイヤは二つ

  • 「700×50c」 という700cの中でもハイ・ボリュームなWTB Ventureを新調するか
  • 「27.5×2.1inch」という用途不明だけど1年以上前に買ってあったWTB NANOか

で、現時点で行きついた答えは?

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迷ったけれど、新しいタイヤを買う余裕なんてないので、後者を選びましたよ。(じゃ、悩むなっつーの)

Grinduroを想定したシングルトラックでのライドも予定しているので、走ってからまた悩めば良いし、案外これでイケるんじゃないかと想定してます。

2.1インチといってもノブの出っ張りが少ないNANOだから、MTBっぽくは見えない(かな)

 

 2)ドロッパーは有用。ストロークはどうする? 

タイヤの次に悩んだのがドロッパーポストでした。Grinduro仕様に決めたフレームはサポートいただいているMONORAL TT120というチタンバイク。MTBとしてもグラベルとしても使えるいいとこ取りな設計が特徴があり、トップチューブMTBライクにスローピングしており、ドロッパー専用のケーブル内臓工作もちゃんと施されております。

私の所有しているドロッパーは二つ。

王滝でもドロッパーは何度か使用しているんだけど、とにかく可能な限りベタ下げできた方が、下りの際の身体の挙動変化の自由度が高くて良いことがわかってるので、外装式ではあるけど、ストロークの長いTHOMSONをチョイスしてみました。

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確かにケーブルは外装式なんですが、が、が、なんと!
フロントディレーラー用の内臓穴に通すことでスッキリできました。

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ベタ下げしても、ダブルヘッドのタイラップと、シートステイのブリッジのおかげでケーブルのラインも破綻することなくスムーズに稼働することができました。

ドロッパーの操作はもちろんSTIレバーのフロントディレーラー用のレバーを流用です。(以前撮影した時の動画はコチラ

MONORAL TT120は一般的なグラベルバイクよりもスローピングが大きいので、125mmストロークでも余裕あってホッとしました。

 

もう一点、私のTHOMSONドロッパーには不可思議なメリットがありまして。

5シーズン以上使って、程よくガスが抜けてしまっているため、伸ばしきった最上端の位置で1cmくらい沈み込むというサスペンション効果が起きてしまっているのでした。

これが、サスのように地面からの衝撃を緩和させる効果があって、ガス抜けを修理したくない理由になってます。

 

ちょいと脱線しましたが、、、

どんな急勾配な難所があるかわからないGrinduro Japanなので、念には念を。ストロークはMoreストロークをってことで、自身に安心を与えたいのでありました。

 

グラベルのレースが自身にとって未経験なだけに、まだまだいろんな構想や葛藤が続きますが、今日はひとまずここまで。

適正ギヤ比、装着するバッグ類、フード&ドリンク編、練習ライド編など、まとめたい内容はまだまだ続きます。(たぶんね)

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