OMM Bike 次回のために振り返ってみる
OMM関連の記事が続きますが、来年も参加するための備忘録として感じた事をまとめてみます。
まず、前回の記事でもOMMの奥深さを知った時に感じた反省点を再掲し、そこから得られる改善ポイントを抽出しようかと。
1) 地図はいつでもすぐに読めるように、クリップボード&ハンドル固定がベター。
地図読み、実際にはかなり頻繁にありました。バイクを止めて確認するにもロールアップするマップホルダーは開閉が面倒で億劫がってしまいました。(猛省
我がチームメイトのMさん(写真左)のスタイルがとっても見やすく使いやすかったです。
クリップボードは、振動でも外れないように固定する方法はいくつかあると思いますが、ハンドルポシェットが使えなくなるので、その分は別の場所に積載することで解決できるはず。
2) 受付はなるべく早くすませ、必ずチームミーティングする。
もっとも大事と言っても過言ではないでしょう。
いつも準備不足の不安感を感じるくせに、いきあたりばったりでなんとかなると思ってしまう性格が、どうしても災いしてしまうのであります。
OMMの場合、前日受付も可能なのでできれば前日入りするくらいの余裕が欲しいところですね。スタート直前に配られるポイント表以外の情報を頭に叩き込むくらいの真剣さがあってもいいんではないかと。
今回のブリーフィングは、ちょっと簡易に済ませてしまったな。本来はもっと入念にチーム単位でやるべきでした。(という反省)何事も時間に余裕がないとダメっす。
3) 獲得ポイント、目標ポイントをマーキングする。
何もマーキングしていなかった私のマップは、パッと広げてみる時にもまずはポイント探しから始まりやや時間を要するのですが、オレンジなどでマーキングしているMさんの地図は、いつも一目瞭然にポイントの場所が地図から浮かんで見えました。
・必ず獲得したいチェックポイント。
・ちょっと頑張って余力があれば行きたいポイント。
・パスするポイント。
これだけでも色別にマーキングし、さらに獲得ポイントも追記すれば、残り時間次第で再アタックするのに容易に意思決定ができます。
今回、雨天でしたので別紙の獲得ポイント表をいちいち出すのが面倒になっていたのでダメダメでした。
4) ヒントの多いチェックポイントの特徴データをもっと有効活用する。
「道の終わり」、「道の分岐」、「小道の曲がり」など、実はチェックポイントの位置を示すヒントが地図にも得点表にも載っていることをちゃんと把握していませんでした。(私だけ?)
これ、かなりヒントとなる情報ですよね。
実際、初日も最初のチェックポイントが見つからず20分くらいのロスをしました。
5) 方角はコンパス、距離はサイクルメーターを積極活用して、自分の位置、目的地までの距離感覚を磨く。
自分の位置を地図で確認するというのは難しいようで楽しいもの。
次に行きたい目標が、「左に折れる道を3回過ぎてから最初の十字路、およそ300m」とすると、それを意識して走ります。また、同じ道を引き返す時にも、通ってきた道の風景を記憶しておくことが、「正しい道を来ているぞ」といった安心かにつながったり。
6) GPSでの距離計測はあてにならない時があるので、正確に測定するメーターがいいな!
標高データも地図との突き合わせには役立つのでしょうね。
また、GPS機器はナビゲーション機能さえ使わなければOKなので、標高値は現在位置を知る最良の情報になりうるでしょう!
7) チームメンバーの長所を生かした役割分担化をはかる。
地図読みが得意な人がチーム内にいると非常に効率がいいですね。(私は戦力外)
私は体力に余裕があったので、ちょっと先まで偵察して前方を確認するなど頭脳面以外のことで奮闘してみました。
チーム全体の戦力・体力を把握してスピードアップを図ったり、休憩を挟むなどリーダー役がいることで、チームライドのテンポを調整する役も必要ですね。
(今回はチップセンサーを私が持つことに。センサーで獲得する間も、他の人には休んでもらう時間が生まれます。)
8) チームメンバーの目的意識を共有する。
(得点重視派か、無理しないで楽しむ派か、etc.)
これは、チーム編成を決める時にも重要な課題となりますが、
各自の目的や楽しみ方がバラバラだと、それぞれがフラストレーションが溜まり不幸を生み出してしまいますね。今回はほどよいユルさで統一していた我がチームは、その点ではまとまっていたかと思いました!
その他、装備系の振り返りをば!!
少しでも快適に走りたいなら雨水、泥水対策は入念に
長めのフロントフェンダーはとっても重宝しますね。
たとえ晴天でも山中のトレイル湧き水もあって泥や水たまりが多いです。
今回は、くるぶしの10cm上まで浸かるほどの水たまりもあり、靴の中まで完全にびしょ濡れになりました。
ゴアテックスのソックスがあるとより快適度が増すのかなと、びしょ濡れ状態の走行中に想いが廻りました。
今回、とてもいい役割をしてくれたのは大型のサドルバッグ
これが、リアフェンダーの役割も果たしてくれたので、泥水からお尻を守ってくれました。アウターシェルを出し入れする際に一度開閉しただけでしたが、防水素材のため中身は濡れませんでした。しかし、濡れたアウターシェルをそのまま入れると中身が全部濡れるのでビニールなどは予備で1,2個持っておきべきでした。
鈴の重要性! timber!ベルの有用性は200%保証付!
今回、なんといっても大活躍したのがコレ!コレ!コレ!
消音スイッチ付きのtimber! のベル最高でした。
特に、アベレージスピードの低いランナーを追い抜くときには非常に親切な音になりえます。もちろん「右行きま~~す!」の声かけもしましたけどね。
さて、グラベルでもいけるのか?
そんな問いかけが、レース中ず~~っと頭の中をぐるぐる回っておりました。
下りでのテクが必要となりますが、それをもってしても平地でのアベレージスピードがあがるのは確実でしょう。それなりにギア比を高め(1.6~2.0)にしても良いような気がします。
タイヤの選択は重要かつシビアになるはず。フロントはSurly Knard41cあたりにしてコーナーのグリップ重視。リアはWTB Nano40cで漕ぎ軽めなんかもいいかもしれません。
その場合、同じスピード域とテクを維持できるグラベル乗りたちとのチーム編成も必要になってきますね。おっとっと、これはSS乗りならではの考え方。
ギアードであれば、MTBとのミックスでも問題ないはずです。
次回は1.6のギヤ比、グラベルバイクで参加しようかなと。。。
以上、これにてOMMを振り返るの巻を終わります。