グラベルが好きになった5つの理由
自分が4ヶ月前に手を染めてしまったグラベルサイクリング(略称:グラサイ)
グラベルローディーにだけ見える特権ではないのですが、川岸のCRにはサイクリスト以外の様々なアクティビティが見えるのも特徴。
川沿いのサイクリングロード(以下CR)を5,6回ほど走ってみて、ジワジワと思いだしてきたことや、新たな発見などを私的に要約してみました。
今回も長い文カモ。。。
1. 遠方からの帰還
バイク本体の重量でいえば、Fサス付きのVassagoが約11.5kgに対して、
Niner RLT9 Steelは9.6kg
軽量なだけでなく、両輪を外す縦置きタイプの輪行袋によって移動も楽々で遠方に行く気軽さが増え、身体的負担を減らしてくれます。
いやいや、カーボンのピュアロードレーサーなら7kg切るぜ!というご意見もあるでしょう。それはそれで確かにメリットです。
先日、時間の都合もあったので、往路を輪行で短時間移動し、復路は自走で約50kmをゆったり3時間かけて帰還しました。どんな路面でも走れる安心感ならではです。
2. 速すぎず遅すぎない姿勢
ここ1,2年で各メーカーが開発・販売し着実に増えてきたグラベルバイク。
厳密な定義はありませんが、35~45cくらいの太さで、セミスリックや小さめのブロックパターンのタイヤを装着。
ヘッドチューブが長く、ハンドルの高さを出しやすくして、速さの追求ではなく、長距離乗っても疲れない乗車姿勢を保てる設計思想があります。
ポジションの大半がブラケット握る位置の姿勢ですが、強い前傾姿勢にはなりません。MTBに比べてフロントセンターが短いのでブラケットを上からおさえるように構えられ、下りでも手が伸び切らず余計な恐怖心はありません。
カタチはロードバイクに似ておりますが、またがってみるとこの上ない安心感がこみあげる姿勢になり、「飛ばすぜオーラ」はちっとも出てきません。
スチールバイクならではのバネのある反発性とそこそこの重量がしっかりあります。
「ゆったり走るからね。長時間でも平気だよね?」と問いかけてくるような平和な気持ちになるのは私だけかなぁ。
3. CRの周りには様々な人間模様が
なんといっても一番はランナー、犬の散歩、ウォーキング
里山ライドや、街中ツーリングではみられない老若男女の生き様をたった1日でほぼ全てをウォッチングできるのも川岸ツーリングの醍醐味。
サイクリストって、とっても小さい存在にも思えるけれど、それと同時に、多くの人間模様を垣間見ることのできるトラベラーにも思える自由で不思議な移動媒体とも感じます。
4. ダートは独壇場
フラットダートが見えてきたらそこはグラベルバイクの独壇場
40cのセミブロックタイヤが本領発揮するのは、小砂利の浮いたダート。
3気圧程度の40cタイヤは、水を得た魚のように、小砂利の微振動をうまく吸収しながらグイグイ進んでくれます。
かといって、舗装路のようなハイグリップは期待できないので、滑り出す手前のスリルも味わおうと思えば、意図的に感じることもできます。
走行の軽さではロードバイク未満。
荒れたガレ場ではマウンテンバイク未満。
なのに、得意分野もあるのが不思議でしょ! でも本当なんです。
どんなバイクでもそのバイクの持つ特性のスイートスポットの上限ギリギリを狙うことで、エクスタシーはすぐにやってくるわけです。
5. ダート&キャンプ 旅ロマン
究極的にやりたいこと。
それはバイク旅です。
・長距離走行に向いた疲れにくいジオメトリー
・キャリア装着のダボが付いていること
・ボトル台座が少なくとも2つ。(Ninerは3つ装着可能)
積載能力、乗車姿勢、ある程度の軽量性を兼ね揃えた頼もしい相棒です。
夢は、10日間くらい国内を旅して、各地にいるバイク仲間に会って、ご当地グルメを一緒に喰らうこと!
そんな旅することを夢見て、次回もダートを走ろうかと思います。