超自己責任系のSalsa El Mariachiデキタ! (feat. by Knard 3.0)
これまでにパンドラの箱をいくつもあけてきたとおもいきや、またまた別の箱の登場にビックリ。
う~ん、
今まで前後異径は試してみて、その前後の持つパフォーマンスには十分納得してきたつもり。
だけど、前後異「幅」は、やはり違和感なのです。
前輪の持つ柔らかさと反発を生かすように、ギャップを上体で処理をすると、前輪に比べて幅狭い後輪(といっても2.4はあるのに)は予想とは違う挙動をしてくれる。
前輪で受けた情報は上体(特に両腕)で対応し、後輪で受ける衝撃は腰より下で処理するわけですが、
一つのギャップを通過する際に、前輪(上体)と後輪(下半身)がきちんと切り替えて別々の対応をするにはあまりにもスピードが早過ぎるってことなのかなぁ。
と、まぁ
とにかく楽しい29er+はやはり前後同じ幅がよろしいのは身に染みてよ~く理解できた次第です。
今週末はSSJプレイベント。
めたさんやbakiさんにも試乗してもらうかもしれない。
その時に、「へぇ~、こんなもんかい」という軽い感動だけでは、なんかもったいない。
うんにゃ!
前後同じタイヤに踏み切ろう! と。
数日と数時間が経ち、
まずは、サイドのノブを1つだけカットしてみた。
よし、一番狭かったシートステイのクリアランスは2,3mmは確保できるぞ!
(おい、それだけでGoするんかい?なんて思ってるでしょ?)
やるんです。究極のSalampus号をつくるワタシはね!
そして、こうなった。
はい、サイドカットされたノブ。ダイエットしたいわけではないが58gの減量。
実は、見た目以上に重くはないのよ。Knard 29×3.0は (120tpi ケブラービード仕様)
そして、嵌めた。
もちろんチューブレス by カフェラテックス
もう、後戻りはできないゼ! 29er+わーるどに突入!
一番横のノブの一列と、二番目、三番目のヒゲをカットしました。
それで、このクリアランス! もちろん干渉なし。(0.8気圧)
もちろん、リスクはありますよね。
サイドをカットするということで、例えばV字に掘れた溝を脱出する際には引っかかりしにくいとか、
コーナーなどでたくさん倒し込んだ時のグリップ力の突然の崩壊など。
楽観的に考えれば、それらの危機的状況はライドのうち、とっても頻度が少ないということ。
また、カットしたのは後輪だけなので、前輪のグリップさえしっかりしてくればいいやという妥協もある。
そんな自己責任ジャーになることで、
正真正銘のSalsa El Mariachi featuring by Knard 3.0の出来上がりでガンス!
ほんのちょろっとだけ走ってみたけど、
前後同様のバウンドスピードは、やはり気持ちイイ。
フルリジッドなのに飛べそう!(な気がする)
SSJ プレイベント用Bike
1台目はコレにてセットアップ終了なり!
※1 完全に自己責任系のセットアップですので、くれぐれもご注意を!
※2 試したい方は、SSJプレイベント&本戦で同ホイールをご自身のBikeに現物合わせもできます。
【追記】
Knard3.0に関するデータ。
(すべてノギスによる実測ですが誤差はあるかもしれませんので参考程度に)
・Knard + Rabbit Holeリム(幅50mm Krampus純正)のタイヤ最大幅:76mm
・Knard + Stan's Crestリム(幅24.7mm)のタイヤ最大幅:73mm
・Knard (サイドブロックカット)+ Stan's Crestリムのタイヤ最大幅:69mm
・タイヤが最大幅の位置:リム外周部分から45mmの位置
・タイヤ高さ:リム外周部分から66mm
・Niner Carbon フォークの内側幅:85mm
・Salsa El Mariachiのシートステイの幅:72mm (タイヤ最大幅の位置で測定)
・タイヤ重量:903g、サイドブロックカット後:845g
現物合わせする前に、これらのデータを参考にしてみてください。