サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

さぁ レースだ! (激闘編 その2)

CP1を出発して、しばらくCHAYさんの後方にしがみつくもやはり脚が売り切れ状態にちかく。
ただ、適正ポジションに治ったサドル高のおかげで、ペダリングがグッと楽になったのがわかりました。

それでも、CHAYさんに追いつくのはキビシかったようで、自身のペースで先に進んでくださいと追いかけるのを断念しました。
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しばらく、辛抱我慢で体力&気力が回復してくるのを待ちます。

この時間帯で後方集団になると、周りのライダーもほぼ同じペースの人たちばかり。
休憩や上り下りを繰り返すたびに、何度もみかけるライダーの後ろ姿を覚えてくるようになってきました。

その中の一人が、NAKAZAWA ZYMのチームジャージを着た長身の女性。
しかもRockey Mountain乗り!
ペダリングフォームが実にキレイで安定している女性ライダーのHさん。
同じく西多摩MTB友の会メンバーということもあり、互いに自己紹介しながらしばらく並走。

さすがに、多少なりとも下り系の経験があるワタシがダウンヒルセクションで差をつけたりするものの、ストレッチ休憩や、天然エイドステーションでは追いついたり追いつかれたりのイーブンなペース。

登り坂を登っているHさんに追いつこうと、後方からジワリジワリとペースを上げている自分がおりました。徐々に体力も気力も前向きになってきたようです。(男って、単純)

そんな登り坂での最中のこと。
少し辛そうにして止まっているライダーさんがコースの左側にてストレッチ中。Hさんはスルーせずに立ち止まり「どうしたんですか?」とやさしく声をかけておりました。

この優しさって何?

自分だってツライはずなのに。
つられて、ワタシも止まって様子を伺うことに。

止まっていたライダーさんは脚が攣ってしまったようでしたが、Hさんがすかさず「これ効きますよ!」と、エアサロンパスのようなコールドスプレーを貸してあげました。
感動するってこんな瞬間なんだなと実感しつつも、ワタシも太もも・ふくらはぎがイタタタな状態でしたので、Hさんに大いに甘えてしまいワタシもスプレーを拝借。

うん、これは効く!
痛みが薄らいでいくのがよくわかりました。今度は間違いなくコレ持参確定!

で、その時の記念の写真。
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ご自身も苦しいはずなのに笑顔ピースするHさん。
本当にアリガト~!

この件を境に、調子が上向きに。
きっと冷却効果で脚の節々がラクになったのと、気持ちを楽にしつつも積極的に漕ぐ気力が湧いて来たのです。
池田ユウキ選手が常々言っている「本当に必要なのは精神力」ってコトバが頭の中を駆け巡ります。
以降、立ち止まっているライダーに積極的に声かけすることで、その都度やる気というエネルギーが増幅していくようでした。

スプレーの効果が無くなってくると、ボトルにある水を痛む箇所や、首、頭などにふりかけリフレッシュを積極的にするようになりました。これもサイスポ10月号特集記事に書いてありましたね!

急げ! 急げ!
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まだ、挽回できる!



水が枯渇した三浦貯水池をぐるりと周り終える頃。

前方を走っていたCHAYさんが道路左側で休憩中。
すかさずワタシも休憩でエナジー補給。
CHAYさんは、チェーンのオイルが切れたらしく変速性能がわるくなったとのこと。
これはいいタイミングかなと察知し、ワタシの持って来たオイルで仲良く注油。
上の写真はDryタイプですが、実際に王滝で使ったのは持ちの良いWetタイプ。
KOOWHO 永井店長さんに、王滝に持っていきなとサンプルをもらったのであります。

少しペースが落ちてしまったCHAYさんとは、ここで離れて先にCP2へ目指します。
平地でもクルクルと脚が回るようになり、それまでインナーしか使えないほどのヘボ脚が、ミドルでトルクもりもりのダンシングで登るように変化してきました。

CP2通過はできるとして、どれほどタイムを縮められるかに神経を集中!
そしてなんとか、制限時間15分前に到着。(ここまでの走行時間:6時間45分)

さすがに腰にかなりの疲労がたまりつつありますが、ストレッチと電解質キャンディーとアミノ酸でなんとかリカバー。
10分ほどしてCHAYさんもCP2通過。そしてその直後にHさんとも再会をはたし、二人を後にしてCP2を出発。
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次のCP3は、制限時間は1時間後の14時。距離はここから12km
3つの登りのピークを越えた後の一気に下った後にCP3があります。

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さらにペースが向上してきました!
エナジー補給効果もバッチリ出て来てます。(って遅いよ! オレ)

登れ! 登れ! 登れ!
下れ! 下れ! 下れ!

しかし、何を勘違いしたのか?
CP2の所在地を60kmと思い込み、+12kmだからCP3は72km地点にあると勝手に解釈。(正解はCP3は80km地点です)
自分のサイクルコンピューターの距離数字に多少誤差があるとしても、75km地点になってもCP3が現れない。
そして、時間は無情にも14時を回ろうとしてます。


うぉーーーーー
下れ!、下れ!、下れ!
オレは(元)ダウンヒラーなのだ!!!!!






あ、
ああ、
ああああ、
14時こえちゃった。 。  。   。    。     。



CP3に着いたのは14:10分
制限時間から10分遅れで無情にもCP3通過できず。。。
CP2からCP3にかけては、渾身のスパートで5年前の7時間33分で走った時と同等の区間タイムでしたが。

というわけで、
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このポーズ。

5年ぶりの100km挑戦とはいえ、自分も自分に期待していた甘い部分がありました。
しかし王滝は甘くはなかったのであります。
持病のヒザ障害、娘のだっこで痛めた腰痛、言語道断なレベルの練習不足。
いいわけを探せばキリが無いのですが、すべてを受け止めなければ前に進めません。

結果:DNF (Do Not Finish)
走行時間:8時間10分でCP3制限時間でアウト
転倒などのケガ:無し
疲労度:指先・大胸筋・腹筋以外は全部筋肉痛



今回のレースは負けでした。
負けたことで気づいた自分の計画性のなさ、モノへの依存、練習不足、基礎体力不足、目標設定に向けた行動力など、今後の自分の人生に活かす材料として、この負けをこれからの糧としたく。

「振り返りマス(反省編)」につづく。 

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今日もありがとうございました!