サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

さぁ レースだ! (激闘編 その1)

さて、レース当日から早くも3日が過ぎようとしております。
(遅いぞ! 遅過ぎるぞ! オレ)

でも、昨日のことのようにまだ鮮明に覚えてます。
だから、Blog文章の限界に臨むべく、長編小説のように最大限詳細に書きあげます。





うそ!

ふつうに書くのであります。



さて、時はレース当日になった深夜。場所はテントの中。
ちょっと寝苦しい夜でした。
気温が下がると聞いていて少し厚手のフリースを着ながら寝たワタシは、うつらうつらした状態が続いてました。

ふと、デジカメを取り出し、液晶表示の時計を見ると
な、な、な、なんと!!!


4:10am


ウゲ!
ヤバ!
マジ!

本来なら3:00に起きて30分で撤収し、4:00に会場に着いてBikeを並ばせ、4:30からゆったり準備するはずでした。
なんと、3:00にセットしてあった目覚ましアラーム2台分が鳴ったのに、誰も起きることが出来なかったのです。

皆を起こしながらも、狂ってしまったスケジュールをどうやって組み立てるかで頭が一杯。
・テント撤収&トイレ&移動
・朝食&速攻で燃焼するエネルギー源の補給
・バイクのセットアップ
・補給食のバッグ詰め、ドリンク作り
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これだけを1.5時間でやるのは、至難のワザでした。
本当は、Bike行列の半分よりやや前方に起きたかったのですが、会場内のトラックのストレート最後方の位置になりました。
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もうこの際、位置なんてどうでもいいような気がしましたね。
キャンプ地でトイレ(大)を済ませたのは、春の王滝の反省点でありました。


焦りは禁物。忘れ物は厳禁。セッティングは慎重に!
(といってもタイヤの空気圧のみですけど)

すぐにエネルギーになるようにと、胃袋に詰め込んだのは
VESPA PRO、STINGERジェル&ワッフル、アミノバイタル
そして、少し固形的なものも欲しくなり、スタート10分前にジャムパンとバナナ1本も。

スタート位置に着くとすぐに号砲!
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5年ぶりの100km参戦!
Ritchey P-29er イキマーーーーーーーース!

十分なアップはおろか、ストレッチもできずにスタートしてしまいました。悪いことだとはわかっていても、この時点で反省をしていると気がめいるので、とにかく周りにいる同じくらいのペースのライダーといっしょになってスピードを維持することに集中です。

舗装路が終わり、ダートに入る頃には心拍はすでに190オーバー。
もともと心拍のAve.が高めなワタシですが、呼吸がいっこうに安定しません。

ずさんな朝食でしたので、なるべく早めにStingerジェルで補給を続けます。
ところが、だんだんと胃がもたれてきちゃいました。
どうやら最後に食べた固形物のバナナとジャムパンが、消化しきれずリバースしそうな気持ち悪さに!

なんとかドリンクをちびちび飲んでごまかします。
王滝経験者として最低ですね。エネルギー補給から失敗し始めてます。

すると、今度はなぜか、ペダリングのリズムが悪くなってきました。
分かったことは以下2点

・かかとから落ちてしまう。クリート位置が拇指球の真上では前すぎてしまう。至急土踏まず寄りに直すべし!
・RotorのQ-Ringsのインナー(23t)が自分にはとにかく合わない。
 SS時代にミドル(33t)はよく使っていて楕円リングには慣れていたワタシですが、23tのインナーはそれよりもケイデンスが遥かに高回転で、なぜか楕円リングによって急激に前方に押し出されるのと、ストップするような加速感の悪さを、一漕ぎ一漕ぎの中で猛烈に感じてしまったのです。

CP1にたどり着く数キロ手前で、今回一緒の旅のメンバー、CHAYさんに遭遇
全体的にタレてきて落ち込んでいたワタシを引っ張っていてもらうことになりました。
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休む時は、きちんとストレッチしたり、エネルギー補給するんだと、アドバイスもらいながら、気落ちしていたワタシを少しずつ回復傾向に引っ張っていてくれたやさしいCHAYさん。

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それでもかなり、まずい表情ですね。

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気温27度(ハンドルバーのPOLAR計測)
すこし日陰だと24度。そよぐ風は湿度が低く、本当にスバラシイ天気です。

なのに、
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かなり、オーバーヒート気味。
今日の自分、かなりイケテナイ。

このままだとCP1落ちもあるかも。
平均時速が10kmちょいなので、2時間で20kmというわかりやすいけど、最低なペースです。

止まってストレッチして休ませたのに、太ももから下の筋肉がすべて固くてペダリングが重い。
練習不足、体力不足、気概不足の三重苦。
レースの最中にこんなに挫折や苦悩が入り交じって、敗北感を抱くのは初めてでした。

とにかくペダリングができない。
かかとがつま先よりも下がってしまいアキレス腱がしびれてきます。

それでもすぐ前方を走るCHAYさんがいろいろとゲキを飛ばしてくれたおかげで、制限時間の数分前になんとかCP1にたどり着きました。

補給食を摂りながら、調子の悪い原因を考えてみました。
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一つ思い当たる節があり、ちらりと覗くと!

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マッドよけとしてはめていたタイヤチューブをめくると、シートポストの目盛りが見えます。


な、な、なんと!!!
通常ポジションより、6cmも下がってました。

これほど変化していたにもかかわらず、その異変に気づかないほど自分はどうかしちゃっていたことに腹が立ちました。
マッドガードとしてはちゃんと機能していたチューブでしたが、止まっていた時に容易に確認できないのはちょっと汚点。というか適正トルクできちんと締め込んでいなかった自分に猛烈に反省です。

やはり、新品フレームというものは、事前にダートデビューさせ数々の補正をしながら、アタリをだしておくことが非常に重要なのです。けっしてレース本番でシェイクダウンなんていけませんのです。
ナメテたな、自分。

その頃、CP1の関門付近では、制限時間を越えたDNF確定ライダーが増え始めてきました。
こういった光景をここで見てしまうとは、5年前に7時間33分でフィニッシュしたワタシには想像できていませんでしたが、これが今時点のリアルな現状。
走らせてもらえない人がいる中で、まだ望みを捨ててはイカンと気合い注入です。

15分ほどの十分すぎるほどの休憩をとり、気分もサドルも上がったところでCP1を出発です。

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さて、ペダリングは回復なるか?
スピードは上がるのか?

激闘編 その2に続く。
(やはり、長文になってもうたので、ここらで一区切りしておきます。)

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