Mt.高水MTBヒルクライム試走編
今年初参戦のレース系イベントに選んだのは、
第1回Mt.高水MTBヒルクライム
マウンテンバイクでヒルクライムだって?!
ちょっと珍しいじゃん!
しかも、あの敬愛する池田祐樹選手がコースプロデューサー&参戦ていうんだから、
参加して楽しんで、東京・青梅開催という地元参加のレースイベントの発展に貢献したいぞよ!第1回目という記念すべき開催でもある、こりゃ参加する意義アリのアリだ!
どんなレースなんだ?
主なルールとして公式サイトの一部を抜粋してみよう。
- 全長5km 標高差400m、なちゃぎり林道+シングルトラック
- 競技は2度のトライの合計タイムで順位が決まる
- 1本の最速タイム賞もあり
- MTB部門とシクロクロスorグラベルバイク部門の2種目あり
- 第1トライで60分以内でゴールにたどり着けなかった選手は第2トライはできない
- シングルトラック区間では、各自のスキルによっては押し担ぎがあり
わお、2本走ったうちの最速タイムではなく、2本の合計タイム!!
ということは、どちらも気を抜けないってことだ。キツイぞ!
いや、せっかく参加費払うんだから、2本たっぷり楽しめるんだって考えた方が良い!
My Bikeどうする?
ヒルクライム系というのは、昨年2021年の5月末に参戦した、あの”坂バカ系最強最悪のイベント” The PEAKS奥日光 Round8 以来だ。(正確にはPEAKSはレースではない)
50歳を超えてからの挑戦ということで、エントリーをクリックしてから半年間も坂に強くなるトレーニングをコンスタントにしてきたおかげで、今でも坂を登ることに抵抗が少ない、いや、好きだと言える方かな。しかし、奥日光は本当に死ぬほどツラかった。。。
実は今年の春の王滝もグラベルバイクで参戦しようと思っていたけど、諸事情で開催されないことになり、そこへきてMt.高水ヒルクラが現れたので、グラベルバイクで臨むことはほぼ決定済み。悩むべきポイントは
ギヤードかシングルスピードか?
という命題に常にぶつかるのが、ワタシなのだ。
もうね、普通の生き方では満足できない性分なので、普通にギヤードバイクを選択することができないんだよね。「え”?? シングル?ヒルクライムなのに?」という変態を見る眼差しを浴びずにはいられないんだな。
SS(シングルスピード)を選ぶということは、悩むべきポイントは一つ。
ギヤ比どうするよ問題
単純な構造のSSなんだけど、1tの差が勝敗を決めるといっても過言ではない。
これまでの王滝参戦やトレイルライドの経験値から判断し、
1.40〜1.44がやや軽め、1.45〜1.50がやや重めという実に小数点第2位で判断する崇高な世界なのだ。SSライダーさんなら、わかるよねこの感覚!!
さて、前置きが長くなったので、そろそろスペックを紹介だ。
フレーム:MONORAL GR (サイズM)
フォーク:OnebyESU OBS-GBD1.5TH
ホイール:HOPE RS4 32H、HUNTリム、DT SWISS #14DBスポーク、Pro Lock Squarx Pro Head ALニップル
スキュアー:DT SWISS RWS
タイヤ:MAXXIS MAXXLITE 29 (実測値 最大幅47mm)
チューブ:F:tubolito R:tuboliteインサート+BULBシーラント
ハンドル:PNW コーストハンドル 480mm
バーテープ:Cycology Black Rose
ステム:THOMSON 100mm(普段は90mm)
ヘッド:Wolftooth
サドル:ADEPT MOTIVE
シートポスト:Ritchey WCS Carbon 1Bolt 27.2mm
シートクランプ:Wolftooth 31.8mm
ブレーキレバー:TRP RRL SR
ブレーキキャリパー:GROWTAC EQUAL Mechanical Disc
BB:Niner EBB
クランク:SHIMANO FC-RS500 172.5mm
ペダル:Crank Brothers Candy 7
チェーンリング:アウターSHIMANO Biopace 38t、インナーWolftooth 34t
コグ:HbC 19t × Hbc23t
ボトルケージ:Wolftooth MORSE CAGE Ti by KING CAGE
ツール:Fix It Sticks
サイコン:Garmin EDGE 530J
ギヤ比は、アウターが2.0、インナーが1.48というやや重めに踏み切ってみた。
2.0で行けるところまで踏んで、途中でインナーに掛け替えるというディングルスピードという試みだ。なんと公式に試走会まで準備されている大会なので、試走でギヤ比の感触を確かめてくるという寸法だ。
この仕様で、実測8.8kg
飛び道具として、今回特別にあつらえたMAXXIS MAXXLITE(実測350g)の効果が高い!
実はこのタイヤ、 MAXXISの中でも唯一170TPIという超極細でしなやかなケーシングで作られている。しなやかさが生きてくるのは、路面からの衝撃を瞬時に吸収し、瞬時に戻るので、細かな凸凹がフラットに感じること。これほど乗り心地が良いのは乗ったことがないと断言できるほどウルトラスムーズ。その代わり極薄に作られているのでパンクには弱いのは否めない。
4/17 試走会にGoだ!
やっと、この投稿の本題に入ってきた。我ながらいつも前置きが長い。これがサルサ野郎の持ち味?だからしゃーない。
ワクワクしてなかなか寝付けず12時をすぎても眠れない、まるで遠足前の小学生か?
と思いきや、アラームが鳴る1時間前の3時半にピシャっと目覚めるのは50過ぎのオッサン的起床タイマーだ!
霧雨に近い小降りの雨が心配だが、なんとか現地に着いたら雨は止んできた。現地には3番目に早く着いた。池田夫妻を始め、TEAM MONORALの仲間たちとも再会のご挨拶。また、自分たちが主催していたSSJに参戦してくれたSSライダー仲間のMさん、速そうなナカザワジムライダーのHさん、そして「もしかして佐藤さんですか?」と声をかけてくれたのは、The PEAKSに三回も完走経験を持つHさん。他にも続々と集まり、”坂好きライダー”さんの集まりは、30名弱に達した。
そして、大会主催者の大西代表からのブリーフィングが始まる。
そして、コースプロデューサーの池田祐樹さんと一緒に、TEAM MONORALの3人がポールポジションを陣取る!(レースじゃないよ。写りたがり屋さんなんだよ)
標高310mからスタートする青梅のなちゃぎり林道。水分を含んだ草木の香りや、マイナスイオンいっぱいに含んだ清らかな空気に包まれる。まだ乾かない路面からの冷気も心地よく体温も徐々に上がってくる。いいんだよね、試走だけど、本コースを走れるからレースの雰囲気も味わえる素敵な瞬間。
↖︎左のスカルのソックス履いたのが自分。
SSなのは、TEAM MONORALのSさんと、ワタシだけ。(ま、そりゃそうだ)
ジワジワ登る中で、ギヤ比の正解を探る旅に出ているよう。
多くのライダーが75ぐらいのケイデンスのペダリングだが、自分は60ぐらい。
時折、斜度がキツくなると、スピードを落としてケイデンスをキープすることができない自分は、否が応にもケイデンスを落とさぬまま、皆より速く登らざるを得ない。
そこが辛くて楽しい。SSライダーの苦しみでもあり、快感でもあると言えよう。
この日は数日前から降っていた雨のために、MTBが生きるシングルトラックセクションは乗車を回避し、インスペクション(歩いて視察確認)を行った。
一本目は、スローペースで祐樹さんによる説明も交えてだったので、少し抑え気味に登って35分ほどで終了。高水山常福院の前で記念撮影
コースの全体像が掴めたので、2本目はほぼノンストップ走行をトライ。
途中、今日遅れて来られた参加者ライダーさんに、難所を教えながら会話しながら走り、28分というタイムが出た。
ただし、シングルトラックセクションは省いているので、+10分はかかると思われる。
コレを2本走るというから、体力のペース配分や休憩中のリカバリー度合い、エネルギー補給が肝心なのはいうまでもない。
それにしても、イベントというものは多くの人が携わっているからこそ成功するわけで、主催者を表から裏から支えている池田夫妻に感謝。
祐樹さんは、主催者からMTBでも面白いコースをという要望に答えるために、コースレイアウトを作り整備も行い宣伝も欠かさない。清子さんは暖かいコーヒーを振る舞ったり、Tシャツをデザインしたり、本番ではゴールエリアで全員を応援する女神という大切な役を担うとのこと。ありがたや、ありがたや
毎年春に開催されるSDA王滝の前哨戦としての位置付けとして、脚を作る励みにもなるだろう。また青梅の地に根付くイベントとして成功し、地域の活性化を促進し、人気MTBイベントの一つになるように、この第1回目の大会を心から応援したいと思う。
最後に大切なことを。
申し込み期限が延びて、明日の4/18までエントリー可能!
定員はまだ空きがあるとのこと。みんなで超戦!