サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

Ritchey好きは止まらない

早速ですが、MTB Old Parts特集の第2弾に突入します。
パーツ紹介の前にちょいと昔話を。


初めてのMTBを買う時、それはそれは悩んで悩んで悩み楽しんだものでした。
90年代前半の頃の話しです。

まだ無名のクロモリロードしか乗っていなかった私にとって、なんといっても憧れは

Ritchey

でした。

当時は、渋谷のHandsや西武B館にもKLEINやFISHERなど、名だたる名車が超高級Bikeとして飾られていた時代でした。
また、自宅から3件となりに住んでいる近所のおじさん(おそらくどこかの社長さん)が、このRitchey
の完成車、しかもTom自身が溶接したハンドメイドのフレームに乗っていたんですね!
記憶が定かではありませんが、フレームオンリーで40万以上はしてたんじゃないかな。
その金持ちおじさんが、艶かしいフィレット仕上げのフレームに全てのパーツをRitcheyで武装した完璧なRitcheyBikeで私の自宅の前を通り過ぎた時、自分はカウンタックが通り過ぎるのと同じくらい熱い熱いまなざしで見ていたのをはっきり記憶してます。


結局、フロントサスが出たばかりの時でしたので、「これからはサスの時代だ」と新しいモノ好きの性格を抑えきれずに、Fサスを想定した専用設計のPARKPREを買うに至ったわけですが、Ritcheyへの憧れは当時から、MTBフレームを作らなくなってしまった今でも変わりません。


それからカレコレ十数年のBikeライフの中で、フレームを含めいろんなRitcheyを集め、愛用してきました。

中でも、一番「使った感」があるのでこちらを紹介

イメージ 1


少しピンぼけですみません。
ズームアップします。

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散々使ったので、刻印がかなり薄れてしまってます。
しかも、Ritchey好きにはたまらないアレなんです!


イメージ 3

Ritchey Prolite W.C.S.
そうなんですよ、川崎さん! W.C.S. なんですよー!
この頃はXC世界戦で常勝するくらいTeamRitcheyは強かったんで、チャンピオン達が使用したパーツはきまってW.C.S.になってましたね。

淡い金色で、「ツルっ」ではなく「サラっ」とした独創的な表面処理。
しかも、極薄!!

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週に5回のウェイターのバイトで必死こいて貯めたお金で1万円以上するハンドルバーをゲット。
買った当初は560mmくらいでしたが、当時の流行なのか?なぜか幅が狭いのがツウっぽいような風潮もあり、極限まで詰めた結果、

イメージ 5

500mmをきってしまいました。
コイツには950系XTRのラピッドファイヤーにATIのNEWTONグリップ(透明が好き)、Onzaのエンドバー、という仕様が一番のお気に入りでした。この狭い幅の中にXTRのリモートシフターまで付けてた時はゴチャゴチャしてましたなぁ~。
今では「ハンドルバーは700mmくらいがベスト!」なカラダになっちまいましたがね。。。


もう、このバーを使って走ることは無くなってしまいましたが、歴代の中でこいつは一番使ってやったバーです。
最初に赴任した仙台にも行ったし、数々の耐久レースにも出たし、思い出がそれなりに詰まっているパーツの一つですね。

物置に放置してありましたが、少し汚れが付いていたのでPlexus(フレームじゃないよ)できれいにしてあげました。
コイツは誰にも譲らずに、これからもずーーっと、自分のそばに置いてあげようと思います。




まだ眠っている昔パーツがあるので、いずれまた!