サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

フォークマウントのライトの利点

いやいや、今しがた、だれもいない真っ暗な公園を走ってライトの検証をしてきました。結果が想像以上だったので興奮気味ですが、さっそくレポートを綴りますよ。

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今までバイク用ライトといえばハンドルバーに付けることがほとんどで、たまにヘルメットの上にも付けてみましたが、街中の1灯式はハンドルバー上が基本ですね。

しかし、ここ近年のワタシは、ハンドルバーに取り付けるものが増えてきてしまったんですね。
・ライト (CATEYE Volt400)
・Apidura製ハンドルバーポーチ 
iPhoneiPhoneホルダー (TOPEAK ライドケースマウント)
Garmin 510J
TREK製アナログ時計 (現在は廃番)
・熊鈴系ベル (主にTimberベル
などです。
ちょっと多すぎで整理すればいいかもですが、iPhoneは主にナビ用ですし、電池の持ちが良いGarminでログを取りたいですし、TREKのアナログ時計は本当に見やすいから他のはなくてもこれだけは付けたい最有力選手だし。
ということもあって、ライトぐらいはどっか別の場所でもいいんじゃないかと思い、あまり深く考えもせずに、フォークに取り付けてみました。
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CATEYEのブラケットのベルトの長さに余裕があったので、NINERの扁平状のカーボンフォークにもなんとか付きました。
ところが、、、、
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ブラケットの角度調整の範囲が狭くて15度くらい上に向いてしまう始末。。。
こんな上向きでは実用は不可能でした。

そこで、フォークマウントするためのパーツを探していたら、ある商品の説明の中でこんな画像が目に止まりました。
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おおお、エレベーテッドチェーンステイじゃん!
ループエンドではないからYETIではない。ムムムNISHIKIかな? 
いや、補強の1本足りないし、じゃYosemiteか? 
HAROもあったけどトップチューブ曲がってたしな。
あ、Alpinestarsか?いやまさかのFUNKかぁ?!?!。。。
なんて、邪念からスタートしたのは半分本当ですが、

注目すべきは、照射角度です。
ハンドルバー取り付けよりも、フォークに取り付けた方が、タイヤのすぐ下、つまり最も手前になるところから十分に明るく照らすゾーンがあるという絵です。
この絵はご丁寧にB1のブラインドゾーンにブロックがあるのを照射できるのがフォーク取り付け方法である!と言い切った比較をしてました。

もう、こうなったらフォーク取り付けをやってみたくなりました。
検索しても、取り付け方法がバンド留めだったり、Vブレーキ台座や、ハブ軸固定といった固定方法が多くちょっと難儀しました。せっかくドリンクホルダーも取り付け可能なキャリア用のダボが2つもあるので、なんとかここにセットしたい。

そこで、入手したのがコチラ
Problem Solvers Braze-on Light Mount
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もう、このメーカー大好きなんですよね。
ドロップ用ブレーキレバーを使い、レバー比の違うVブレーキを使っていたあのころを思い出しますぅ~~~!
Travel Agent(通称:かたつむり)
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おっと、またもや話が逸れました。お得意の懐古主義的昔ネタでした。
さて、このライトマウント、結構すごいんです。
まず第一条件だった「M5ボルトで固定する方式」をとっております。
だから、フォークのダボ穴にひっじょーーにスマートに取り付け可能です。

ほらね!
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円柱なので、ハンドルバーの上に付けるのと同様に角度調整は簡単にできます。

しかし、なんか違和感ありませんか?
この円柱の直径、太いんですよ。
普通は、ハンドルバーの細い部分と同じ22mmの製品が多い中、32mmもあるんです。

その理由は!!!!
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ジャーーーーーーン!!!
なんと、ステムトップキャップの規格と同じ!つまり0/Sのコラムと同じってこと
だから、手持ちのトップキャップから選びたい放題だっつーの!
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さてさて、それではやっと本題の照射角度のテストです。
CATEYE VOLT400を使って、フォークマウントとハンドルマウントの違いを

左が、フォークマウント(二つのうちの上のダボ穴使用)と
右は、一般的なハンドルマウントです。
撮影したカメラは乗車時の目線の高さに合わせました。
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本当だ!!! 
手元が明るくて安心感増えますぅ!!

まるで、自動車に例えると通常のヘッドライトにプラスして手元を照らすフォグランプを同時に点灯させているくらい!
しかも、ライトというのはその特性上、照らす対象が近くにあればあるほど、明るく照らしてくれます。

【フォークマウントのメリット】
・ライトが地面に近づいたので手元がさらに白く明るくはっきり見える。
・ハンドル上からでなく、水平に近いところから照らすので、凸凹の陰影までもが見えやすくなり、起伏や段差の存在がはっきりわかる!
・ハンドルバー位置の時よりもより水平に光軸を合わせることができるので、手元からあかるく、かつ遠くまでスイートスポットが伸びる。
・前方から対向してくる、車、人、特に子供などの背の低い人に向けても目にとどく眩しさが少ない。

止まっていた乗用車とライトの高さが一緒になりました。
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VW Golf TSIとの比較)
しかし、デメリットもあります。
・見慣れないとちょっと不恰好な位置に思える。
・前輪のすぐに隣に位置するため、左側にホイールの影が現れてしまう。
どちらも慣れの問題ですが、走ってみると影はあまり気にならず、不恰好にも感じなくなってきました。どうしても影が気になるのであれば左側のエンド付近にもダボがあるので、そちらで試してもいいでしょう。

昔からダイナモを使ったママチャリのライトもこの位置でしたね。
なにか、この位置は自転車にとってのストライクゾーンの一つなのかもしれません。

今まで一般的(=ハンドルバーに取り付け)だったものが、少し角度を変える(フォークマウントへの変更)と、見えないもの(路面の起伏・凹凸)が見えて来る。
これは、嬉しい誤算でもあり、ますます未知の世界への冒険やチャレンジはやってみるべきだと再認識させられました。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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