サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

トレイルヘブンなマーシーツアー

Blog更新遅くなりましたが、先週末の日曜にマーシーツアーに参加してきました。
週間天気予報では数日前から「晴れ」マークだったのに、あいにくのドヨ~ンとした曇り空。
なんとか現地に9時過ぎに到着し、3年ぶりにマーシーさんとの再会です。

ツアー開始の挨拶と、ライドにあたってのルールを説明するマーシーさん。
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KOOWHOのお客様を中心としたメンバーは総勢15名。
そこで頼もしいマイクロバスの出番です。
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このマイクロバス、本当にスゴイ積載量。15名座ってもまだ席に余裕あるし、中積み10台に合わせて、後部にはカナダから仕入れたという専用キャリアがなんだか異国情緒さえ感じます!
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さて、バスに乗ること35分ほど、一気に1000mも高度を上げてくれた世界は!!!!
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20m先は真っ白ってくらいの濃霧でした。
でも、雨粒ほどにはなっていなかったので、びしょびしょにはならずなんとかセーフ。
予報では、夕方までなんとか持つみたいだし。

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この日、一番の注目を集めたのは、ファットバイクことSurly PugsleyでカンペキなカスタムしたSへーさんでした! 
バックスイープがかなり強めだけど、ワタシもこのBikeの懐の深さを知っているのですが、その走りにも期待しちゃいます。

霧の中のトレイルもまた幻想的!
視界や路面には注意に注意を重ねてのスタート!
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1本目の休憩地点です。
モミが付くぐらいで、泥ヌタ系マッドにはなっていません。
なので、ペダルもタイヤもディレーラーも泥害はほとんど無しって状態
滑りやすいと思われますが、赤松のモミが敷き詰められたトレイルは予想以上にグリップするのです。
サドル後方に付けたButt Fenderがいい仕事してくれてます。

この日、久しぶりの26インチフルサスのTurner Fluxを持ち込んだわけですが、
ちょっとマジメに確認したかったのがこんなこと。

1)フロント100mmストローク推奨のフレームに120mmフォークってどんな感じ?
2)リアサスの滑らかさは? フルサスの有効性の再確認
3)フロント32tとリア9sという1×9sの有用性

これらは後半で検証を綴ってみますね。


さて、トレイルそのものはというと、
路面の湿り具合はそんなに気にならない程度でした。
それ以上に、要所要所に非常にキレイにバンクが多いコースの美しさ・絶叫するほどの楽しさに、テンションが上がりまくり!
15人のトレインが一斉に走ると、あっちこっちでトレイル好き野郎たちの絶叫が聞こえてきます。

小休憩する度に、各自の歓喜な感想が聞こえてきます。
思わず、
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ガッツリ楽しい顔になっちゃいますね!

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その休憩時には、次に展開するセクションについてポイントを絞ってわかりやすく説明してくれます。
マーシーさん自身も楽しそうなのがよくわかりますね。
造っている本人が、こうしてみんなと楽しさを享受している時が一番楽しいのかもですね!

このトレイルはクローズドコース。
山の所有者の方々や様々な関係者と調整や協力を行い、マーシーさんが長年に渡って手をかけて育てて来たコースなのです。(なので、マーシーツアー以外は入山は許可されておりません)

特に、搬送2本目で向かった先の「3Dトレイル」は上下に浮遊するジェットコースター系なライン。
このツアーに参加した数多くの方々が写真を撮るのを完全に忘れるのも無理ないです。
絶叫と興奮と歓喜の連続で鳥肌の立ちっぱなしのツボが満載のラインでした。
ごちそうさまでした!

オイシイセクションを走り終えるたびに、
「こんなセクションが、毎年毎年少しずつ増えていくんですよ。どんどん成長していくから、いつ来ても新鮮で楽しみが増えていくんです。」とね。

いいな~。マーシーさん。いい仕事しています。

さて、ライドレポートです。

前述の確認事項を振り返ってみます。

1)フロント100mmストローク推奨のフレームに120mmフォークってどんな感じ?
選択は間違いではなかったです。
ただし、99.9%下り系なトレイルなので急斜面やスピードコーナーのセクションではエアが柔らかかったせいかフロント荷重が多くて前つんのめりになり、コントロールミスが頻発して緊張の連続。
自分の技量不足が最大の原因だけど、解消するためにはもっとアップライトなポジションにしたり、エア圧を少し高めるのがいいのではないかと。
泥詰まりしにくい土質なので、2.4インチ幅タイヤも有効ですね。3年前は150mmストロークのTurner After Burner DHだったからもっと攻められたけど、今回は120mmならではのヒラリとした軽快感は十二分に楽しかったです。


2)リアサスの滑らかさは? フルサスの有効性の再確認
リアサスは、新型マウンティングキットのおかげでもうこれ以上ないってくらい進化しましたね。
細かな追従性があがることで感じたのは、登りセクション。枝や石などの細かなギャップには、まるで路面を舐めるようにいつまでもペッタリと食いついてくれるので、「トラクションコントロール」で制御されたBikeになりました。
これだけ苦労しないで登れるフルサスってやっぱり偉大ですね。
王滝でも後半ヘタって来た頃には、超協力な武器となるのは間違い無しです。

でもね、
フルサスを十分に楽しんだからこそ、ハードテールもまた、さらに楽しみになるってもんですよ。
じゃじゃ馬的な性格を見据えて、満足できる走りを覚えた時にBikeコントロールがまた一つウマくなった気がするんですからね。


3)フロント32tとリア9sという1×9sの有用性

今回の下り系トレイルではオイシイギアはおそらく3枚なのでしょう。
9s全部使うことはありませんでしたが、いつもの里山でも1×9で十分にこと足りるという確信が得られました。ただ、プッシュ・プッシュのできない950系シフターからは卒業しないとです。

それにしても、ワタシを前を走るU飼さんの29erSSは、静かでスムーズで速かったなぁ~~~。

U飼さんはこちら!
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BikeはKONAのUnit
あの粉体塗装のカドワキコーティングの社員さんでもあり、80年代のMTB黎明期からスタートし塚ちゃんたちとも遠征していた筋金入りのMTBerですが、里山ライドとSSをこよなく愛するお方なのであります。
フレームもリムも美しいパウダーコートが光ってました!
今回はクルマの往復にご一緒させていただき、ライド中にもいろいろとためになるテクニックやエッセンスを教えてもらいました。(またトレイル行きましょう!!!)

ここで今回のメンバー内でのカドワキコーティングの作品紹介!
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ダントツはやっぱりSヘーさんですよね。つま先から頭までのフルコーディネイトもパウダーコート?

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S水さんの5.Spotもロゴがギラギラに輝くシルバーで、粉体ではなかなか発色の難しい複雑なグリーンが施されてました。なんとこの5.Spot。12kg切っているそうです。スゴッ!


さて、トレイルをバス搬送2本分を終えたところでランチタイム。
集合場所は道の駅でもあるので、周辺にはオイシイお店が何件かあります。

永井店長やU飼さん、ワタシを含め6人はこちらにて
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長崎直送のちゃんぽんや皿うどんがめっちゃくちゃ美味い!
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ああ、また食べたい。。。

搬送3本目。霧は薄くなり、暖かな陽射しが見え隠れしてきました。
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マーシーさん、U飼さん、バリバリの若手DHerさんに続き、ワタシ、DH女子エリートのヒロコさんという先頭集団でトレインが構成。

なんとか、先頭の3人集団に追いつきたいと思う反面、「焦るなよ、お前はそんなに速くない」というココロの叫びが聞こえてき始めました。先頭トレインになりたい誘惑を追い払い、少し距離を置いて自分の世界に入ってみました。各コーナーの進入速度、ブレーキタイミング、ドロップオフの荷重と抜重に全神経を集中・集中!
相撲取りがいうところの「自分の相撲が取れた」って感覚ですかね。

うん、MTBって楽しい。本当に楽しい。
大自然の中で皆で走っている感覚と、自身の中で対話している空間が入り交じっている瞬間がたまらなく楽しい。いつまでも終わらないでほしい。

そんな気がしました。

16:30までたっぷり走り大満足なライドも終わり。
着替え終わる寸前で夕立が降るほどの絶妙タイミング。

車内でU飼さんと乾杯して、帰路につきました。次回のライド企画に胸が膨らみました。
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帰りは事故渋滞でウンザリでしたけど、今年一番のトレイルライドになったことは間違いなしでした。

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