サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

サスが本来の仕事しますよ! マウンティングキットえら過ぎ!

「百害あって一利無し」ということわざがありますよね。

はっきり言います。

「百利あって一害無し」

ウルトラファインチューニングですよ!!!

と、結論を先に述べてしまいました。

さてと、いつも通りの長い記事になるかもしれないけど、ご報告いたします。

これこれ!
FOX純正の「2013リアユニット マウンティングキット」に換装したんでございます。
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バラすと、こんなパーツ構成です。
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詳細は代理店のママパパさんBlogでチェキラ!

・発売発表の記事
・サイズごとの価格表の記事
・取付け方法の記事

なんといっても、
うたい文句がスゴイ
従来のレデューサーとDUの組み合わせよりも
摩擦抵抗は50%軽減&寿命は10倍!!!!

これは試すしかないっしょ!

てことで、俊速で入荷してくれたKOOWHOさんにオジャマしてきました。
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おお、これがあの噂のブツなのね。ユニットは両端に同じキットを使うので2個買います。

さて、これからが本番。
ママパパBlogには掲載されていない範囲での、マウンティングキットの交換について
愛車Turner Fluxで解説していきますよ~~!

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さっそくユニットを外しにかかろうとした時、永井店長さんが、不思議なブロックをタイヤとフレームの間に挟んでくれました。
これで、ユニットを外してもガチャンとフルストロークして、不要なアクシデントを未然に防げます。
細かいところに気が利くな~~、もう!


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まだDUというリング部分が残っている状態。
これは専用工具が無いと外せません。ベアリングプーラーという工具と万力の登場です。


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ユニット下部の左右にある銀色の工具がFox専用のベアリングプーラーです。
水平に面をあてて、にゅーーーっと万力で押し出していきます。

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これで、ユニットが裸の状態になったわけですね。
グリスをヌリヌリするのは、この内側のみです。
キューティーハニーもきらいじゃありませんが、ここはスリックハニーを塗っておきました。

そして、新型のマウンティングキットの装着(詳細は、ママパパBlog見てね)
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樹脂製と思われるブッシュ(クリーム色のパーツ)を入れるのも、ママパパさんでは指でプッシュしてましたが、かなりきつめでナナメ挿入してしまう可能性もあるため、私は万力で挿入しました。
そして、黒いシャフトをグリス抜きで入れます。(グリスは入れたらアカン!)

注)先の行程で、ブッシュを左右からはめ込む際に、必ず余分なグリスが中央に集まりはみ出てくるので、きちんとプッシュ内部をクロスで拭いて脱脂してからシャフトを入れておきましょう!!

注意する点はココまで。
あとは、組み付けだけの簡単な作業になります。

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シャフト、Oリング、そして最後に黒い樹脂製ワッシャーの向きを指示通りに合わせてパッチンで終了。
シャフトやワッシャー類にもグリスは不要です。

さて、フレームへの取り付けを逆の手順で取り付けってっと!
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できました!!!

これで、
2006年生産のFluxに
2010年のPropedalユニットを付け、
2013年モデルと同じマウンティングユニットが付いたことになります。

摩擦抵抗50%も低減するとはあるけど、
ピボットはここ以外にも4箇所もあるので、はたしてユニットまわりだけの抵抗の低減化でどれだけ変化するのか楽しみです。

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(ここで、実際にまたいで感触を実感)

あああああああああ!!!!!!

スンゴイことになってます!!!

あまりにも感動して写真撮ってないしー。
男がバイクで上下動している姿なんて誰もみたくねぇってか?

こ、これは、だれでもわかる体感レベルです。

マウンティングキットの構造からいって
ユニットの両端が抵抗の少ないベアリング構造になったようです。
素人なので、正確にベアリング構造だと断言できませんが、黒いセンターシャフトがあるために、リンクプレートの両端から締め込んでも、過剰トルクで締め上げてしまった時のような動きの渋さは皆無となります。

今まではDUと両側から挟むレデューサーとの間による摩擦が、今回のチューンで黒いシャフトと薄黄色の樹脂の間での摩擦になったようです。
また、従来は両側のレデューサーは、フレームや、リンクプレートから挟まれる構造のためボルトを締め付けると動きが渋くなったわけですが、新パーツの構造では(写真では見てもわかりづらいですが、)シャフト長が一番長く、次いで黒いワッシャーが極わずかですが、内側になっており、リンクの締め付けにはサスの動きに影響が出にくいのかと推察します。

いや、構造上の細かいことはおいといて、本当に動きが滑らかになるのです。
荷重しはじめて、一番最初にサスが動き始める時のショックというかシコリみたいなものが皆無です。
そして、サスが荷重から解放されて戻り始める時にも、それまでのキコキコしていたフリクションが少なくなりました。

まるで、エアスプリングからコイルスプリングに変わったような挙動です。(これ本当!)
別のたとえでいうならば、お風呂を洗剤でピッカピカに磨いた後に指の腹でこする時、「キュッキュッ」っとしますね。あの「キュッ」ていうのは動き始めの際のわずかな抵抗なんですが、ソレが「ヌメヌメ」っていうくらい抵抗が無いんです。

こうなると、従来はユニット両端の締め付け時にあった摺動抵抗というものが、リバウンドやコンプレッションの負荷になっていたかもしれません。
走ってみて決めていきたいですが、おそらくリバウンドを1,2クリックは遅くあるかもしれません。

また、これも勝手な想像ですが、
サグの測定も行いやすくなるかと思います。自分の体重だけの沈み込みというのは案外と荷重負荷が少ないのですが、体重の軽い人にもユニットがきちんと動き始めてくれるので、複数回のサグ取りの値が上限と下限の振れ幅が非常に少なくなるんではと好都合に解釈中です。

そんな初期インプレしたもんだから、永井店長も自分の試乗車のTurner DWリンクにも早速交換!
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(半分の時間で作業終了)

自宅への帰り道、
プロペダルを解除して、サスを積極的に動かすよう設定し走行を楽しみました。
やはり実際の走りでも大きな変化ですね。街中の歩道の段差の乗り上げ時に伝わってくるショック吸収の角がさらに取れてしまいました。

今までのサスが、凸凹路面にカーペットを敷いたようなショック吸収の滑らかさだとすれば、
今回のチューンアップでは、さらにその上にジェルマットを引いた感じです。とにかく段差の角が取れていくようで、段差によってスピードが落ちることが少なくなったような、そんな気がします。

とにかく、2006年モデルのTurnerに乗ることが、こんなに楽しく感じるなんて、本当にスバラシイシューニングだなと感じた次第です。
これが、1260円×2(工賃は別途)でできるとは、FOXもやってくれますな!

リジッドで感じるダイレクト感もあれば、フルサスで突き進むフラット&スピード感も大大大好きな私。

(そうそう、昔はサルサ野郎ではなくて、ターナー男って名前でしたっけ)

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今日もありがとうございました!

p.s.
早くRitcheyさまが入荷するようにと、
店長がくれたプレゼント
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90年代のRitcheyのピンズ(US製)
ありがたや!ありがたや!