サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

年忘れ!雪上ライドで気づいたこと3つ!

2018年の年が終わろうとしております。
600km以上離れた秋田にMTBを持ってきた理由。
それが、「雪上ライド」でありました。



今年の1月に秋田の公園で偶然的に繋がったMTB仲間のTさんとは、夏の秋田ライドでも優しく先導してくれましたが、今冬もあたたかく迎えてくれました。

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お互いの家の距離が、たったの350mという素晴らしき偶然!

地元で昔から遊びながら走り抜いたローカルルートを29erHTバイク・2.2インチくらいの標準的な幅で、スリップしないでガシガシ進む勇姿を後ろから拝みながら、私もついていきます。
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【気づいたこと・その1】

カフカ新雪では、轍や足跡を踏まない!
ノートラックのパウダーを進むべし!

二人が入ったトレイルは最初がWトラックで後半からシングルトラックに変化しますが、この日は数人のトレイルランナーの足跡があっただけで、自転車タイヤ痕はなし。

私は最初、抵抗の少ないトレイルランナーの足跡の上を走っておりましたが、先導するTさんはゆっくりではありますが、誰も踏んでいないパウダーの新雪を選んで進んでおりました。
パウダーは、タイヤが踏み込む際に柔らかい雪をズボズボと押し固めながら進むので抵抗だらけで嫌だななんて、安直に考えてました。

ところが、下り斜面でTさんが作った轍の痕を踏みながら進もうとした時、轍と轍のすぐ隣のパウダーの雪の抵抗の差があまりにも激しくハンドルを取られ、あわや転倒というヤラカシに気づき発狂&悲鳴の連発!
それよりも抵抗の振り幅が少ないパウダーをそのまま進んだ方が、挙動が安定するということをTさんに教えてもらいました。

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【気づいたこと・その2】

雪上ライドは活動量が倍増!
ギアの体温調節はこまめに行うべし!

この日の気温は、街中でー2度くらい、トレイル入り口でー3度、そして奥深いトレイルの中はー5度!
どんどん下がっていくのに、心拍数・活動量共に上昇し、思わず「暑いぜ!」と言ってしまうのが冬のトレイルライド。


私のレイヤリングは、以下の仕様でした。

上半身
2ndレイヤー:Patagonia フリースR2ジャケット 20年モノ
アウター:Patagonia ウインドプルーフ系 ジャケット 10年モノ

下半身
アンダーウェア:パールイズミ 薄パッド付きアンダーウエア
ビブショーツ:ASSOS ウインター用ビブショーツ

その他
ソックス:厚手のウール
シューズ:Danner ライト
グローブ:THE MAX THERMO Plus → Fine Touch Warm Glove
ネックウォーマー、Wolftooth製ビーニー

この寒さに慣れ親しんだ地元のTさんに比べ、明らかに寒がり仕様ですが、
1stレイヤーのジオラインがとても優秀だったのか、登坂時はどんどん発汗するのですが、外へ逃がす能力が極めて高いので惚れ直しました。

上半身は、発汗時のムレムレを解消する為に、アウタージャケットやフリースのジッパーの開閉でなんとかなるレベルでした。
下半身は、今回の組み合わせで問題なし。わずか1900円のストレッチ素材のレインパンツが、チョベリグすぎて笑えるレベル!
これ、もはやサイクル専用レインパンツと言っても過言ではない作りの良さですぞ!
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秋田のワークマンの店長曰く、「このパンツ、元々は上下セットで販売していたんだけど、パンツは良いものでも消耗が激しいから、単品で出して欲しいというニーズに応えて、販売したらレインウェアで一番売れてんだよね!」と。ごもっともであります。

ワークマンの店員ではありませんが、実感したメリットをあげると、

・ちゃんと透湿性があるので、発汗のムレムレが極小で快適!
・前ファスナーは省略。ウエスト部は後ろ半分が伸縮性ゴム素材で小便の用足しOK
・立体裁断で膝の屈伸がラク。ストレッチ性も申し分なし!
・左右に裾どめバンドが付き、しかもシューズをカバーするように裾が長め!

こんなに、よろしくて税込1900円って、、、、

まぁ、強いて言えば、大手有名メーカーのレインウエアと比べると、
耐水圧10,000mm、透湿性5,000g/㎡というのは、数値上は低いレベルなのでしょう。
今回の条件が、雨ではなくパフパフなスノーだったので好都合だったのかもです。
比較すると、モンベル ストームバイカーパンツ(税別9200円)は耐水圧20,000mm、透湿性15,000g/㎡ですって! 


ここまで、良いことばかり挙げると「はいはい・良かったね」と、なっちゃいますが、
反省点もありますよ!



【気づいたこと・その3】

末端は冷やすな!
活動量多い運動時はグローブは透湿性も考慮すべき!

気温がー3とかー5度なのに、暑い!と前述しましたが、
グローブの選択は間違えましたわ〜〜。

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重防寒仕様のMAX THERMO Plusが暑すぎた!!!
やはりゴムでフルカバーされているので透湿性ゼロ!
外からも内からも水分は通りませんので、汗でムレ初めてきました。
で、2,3分休んでいると今度は汗が冷えてくる始末。

予備に持ってきたFine Touch WARM Gloveにバトンタッチ!
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活動量が多いライドは、カタログ表示よりも気持ち薄めのグローブでも良いかもです。
というより防寒であっても透湿性は重要ですね。


ライド後は、湯に浸かり
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地元人気No.1 秋田名物の末廣ラーメンをすすり
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終わり良ければすべて良しと言いたくなるほどの、
超絶ハッピーなライドデイを送ることができました。

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2018年も楽しいMTBライフでした。
来年も走り続けます!
みなさまも、よい年をお迎えください