サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

Rディレーラーのスタビ、強弱の調整可能だったなんて!

週末のSSレースから一夜開けて、
年末年始は北国にてスノーライドを楽しみたく、あっちゅー間にギアードバイクに換装してしまいました。

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SSのスピリットも大好きですが、ギアード1×11sはどこでも走れる多様性がありますね。

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Fタイヤは、WTB Trail Boss 27.5×3.0
Rタイヤは、WTB Ranger 27.5×2.8

27.5専用フレームでなくても、27.5+を楽しめるのが29erフレームのいいところ!
(ただし、フレームによってクリアランスはまちまちなので現物合わせ要)
27.5+タイヤで接地面積を増やして雪上トラクションを稼ぐつもり〜〜!

洗車&メンテついでにRディレーラー(SHIMANO RD-M8000)をよくみてみると、
なにやら、ブレーキキャリパーのオイルの入り口にあるような「ゴムキャップ」が見えました。

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触ってみると、
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ポンと開いた!


迂闊にも、こんなところにキャップがあるなんて知りませんでした。
何かの作業用ホールがあるんですね。
まさか潤滑油を入れるのか、果たして何なのか?
わからなかったので、早速取り扱いマニュアルを「RD-M8000」で検索!


ありましたよ!ありました!
全31ページ中に、21〜29ページが該当のスタビライザーのフリクション調整や、メンテナンス方法が!

このディレーラー、購入したのは数年前ですが、
どうせディレーラーだろうと思って、既存のディレーラーと同じく、SISやケーブルの調整ぐらいしか手をつけていなかったので、まさかスタビの強弱の調整ができるとは知りませんでした。

スタビライザーの強弱を調整するだけなら、このゴムキャップをとって2mmのヘックスレンチで回すだけ!
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時計回りに締めていけば、スタビライザーとしての固定強度は最強になります。
おそらく、購入時点のデフォルトはかなり強い強度で固定されているはず。

反対に、反時計回りに緩めると、強度は徐々に弱くなり、もっとも弱くするとスタビ効果ゼロになるまでユルユルになります。(まぁ、それではスタビの意味が無いですが)

前述の取り扱いマニュアルを読んでいたら、グリスアップする箇所もあるようなので、プレート体カバーを取り外してみました。

すると、スタビのカム機構とワンウェイベアリングっぽいメカが現れました。
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カムユニットは、スタビのON/OFFを切り替える装置。
指で支えているのが、スタビライザーユニットです。
実際に触って動かしてみることで、どのようにしてスタビ効果が出るのか、また、スタビの強弱調整ができるのかが、理解することができました。

グリスを塗布しても良い箇所が制限されていて、塗ってはいけないところにまで塗布するとスタビが機能しなくなるようなので、マニュアルをよ〜く見ながらグリスアップ。

プレート体カバーを元通りに取り付け、最終的に動作確認。
再度、スタビ調整ダイアルを回しては、ディレーラーを手で押してスタビの強弱度合いを確認。

今まで固定強度最強の時は、とにかくシフトが硬くて動作もモッサリしてたので、スタビはほとんどOFFの位置でした。というかスタビが嫌いになってました。(笑
よほどガレたDH的な下り斜面でないとスタビを起動させませんでした。

ところが、自分が納得できる固定強度まで緩めることができたので、
スタビの固定強度としてもまあまあ・シフトの滑らかさも納得できるスムーズさの位置を割り出すことができました。

う〜ん、たまにはマニュアルをちゃんと見ないとダメですね。
ちゃんとした調整機能があるのに、宝の持ち腐れになっていたようです。
(というか、製品発表時とか、ユーザーマニュアルのわかりやすい箇所に、「スタビ固定強度は無段階で調整可能」とか分かりやすく表記して〜って言いたいよん)

これからは、積極的に「スタビON」できそう!