サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

扇風機だってメンテ&カスタム!

日差しの強さはまだまだ猛暑クラスですが、8月もう1週間を切りましたね。
天気がいいと洗濯などの家事がはかどるわけですが、今日は扇風機も掃除してやることにしました。

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通常は、前後の網カバーと羽根を分解してホコリを取るのが一般的です。
ハイ、自分もたいていはそこまでですが、ついつい隙間から見えるホコリが気になってしまったので、もうちょい分解してみることに。

案の定
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立つんだジョー
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って、ダダすべりするぐらい、、ホコリがすごかったです。
なんせ、ここまで分解するのは初めてですからね。
ウン十年分のホコリ、これからキレイにしてやるからなっ!!

写真は撮れませんでしたが、使わなくなった古い歯ブラシと絞った雑巾で、細かい隙間に入ったホコリを除去しました。

取り外したカバー、前後の網カバーは水洗いして、ベランダで乾燥
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さてさて、日頃からこの扇風機にちょっと気になっていたことがありました。
それは、

「各部がビビったような振動があって、特に寝ている時に気になっちゃう!」

のであります。
古いんだからしょうがないと、思考を停止すればそんな結論を出してしまうわけですが、あらゆる物事の現象にはそれなりの原因があるはず。
そんな時、マウンテンバイクを整備している時の思考回路が働きます。

ビビり = 本来、きちんと締め付けられている箇所が緩んで、物と物の隙間が生じて、モーターの回転動作に対して共振してしまう時の音ってことだ!

見えている箇所のネジだけでも増し締めしてみることに。
※注1 分解・清掃・ネジの締め付けなどをやる際は電源コードを抜いておくよ~に!

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扇風機のヘッド部分だけでも、緩んでいるところと、きちんと締まっている箇所、かなりのバラツキがあり、適正トルクで締めている瞬間にアドレナリンが湧いてくるのがわかります。

盲点はこちらでした。
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扇風機本体の裏です。
ネジが2回転するくらい緩んだ箇所もありました。振動を発生させる要因の一つに違いありません。

そして、もう一つ気になったことが!
扇風機が床と接するの4つの樹脂がかなり磨耗しているのと、経年劣化してきたのか硬化しているようなもろさを感じました。

よっしゃ!!!
本日のカスタム開始! 腕の見せ所はここからです。(今まではメンテの範囲)

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厚さ約1cmの防振材のゴムの出番です。100均で売っているヤツです。
脚の大きさより1,2mm大きい正方形にカットしました。

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瞬間接着剤をヌリヌリして!

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1cmあしながになった!

そして、あとは取り外したパーツの組み立てです。
※注2 樹脂パーツのトルクはやや低め・扇風機はネジが逆方向のものもあるので注意!

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そして、電源コードを入れて、待ちに待った試運転!
どれだけ、振動が抑えられているのか気になっちゃいます!

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おおおおおおおっ!!!
ビビり音がっ!
皆無やないけ~!!!

防振材の効果てきめんです!!!
各ネジの増し締めもかなり功を奏したと言えるでしょう。
まるで、最新のDCモーター型扇風機に取り替えたかのよう!(コレは言い過ぎ)

本体後部のモーターカバーにあたる通風口も空気抵抗が低減され、モーターの放熱効率も向上すること間違い無し!
風にたなびいていたホコリもナッシングで気持ちもさわやかです!

型番を調べてみると、この日立製の扇風機はなんと平成元年製造!
28年間、まったく故障なしの現役選手ってイチロー以上の活躍っぷりジャマイカ?!

50khzの地域だと「強」の高速で200rpm(回転/分)だそうな。
「弱」でおよそ半分の100rpmだとして、平均で1日に5時間、5~10月まで半年間使うペースで28年間使い続けたとすると、
100×60×5×180×28=1億5120万回転もしてきたわけだ!

さらに、ヘンテコな計算をすると、
半径30cmの羽根が回転してきた円周の長さは、
30×3.14×1億5120万=142万4304kmってことで、
地球を35周以上も転がってきたスゴイ経歴の持ち主であったのだ。。。

(はぁ~、疲れた)



Bike系のオタクネタばかりな脱線大好きブロガーでありますが、
長年のバイクのメンテやカスタマイズの経験が、ちょっとだけBike以外の人生に役立つ瞬間だってあるわけであります。
この扇風機もあと地球を2,3周くらいは回転してもらいましょうかね。

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