プロショップで買うことの意味
先日は、Taggio Proという画期的なポンプヘッドを紹介しましたが、当BlogやFacebookに寄せられたコメントでもいろんな反響がありました。
・完組軽量ホイールの弱点
その中で、空気圧の測定に自分はPanaracerのエアゲージを使っていると末尾に記したのですが、どうにもちょっと精度が悪いという声も聞きました。これには個体差があるのかもしれませんが、自分自身もそれを感じていたこともあり、ちょっと不安になっていたのではあります。
前回記事でのマサヒロフさんからのコメント
「パナのエアゲージって圧が低めに出ませんか??」
私の返答
「確かに、Panaで測った1.6Barと、他社で測った1.6Barでは後者の方が硬いと感じたことがありました。」
そこで、いろいろとエアゲージの評判やおすすめなどを検索していると、あるプロショップの詳細な記事が出ておりました。
なんと、あのレース界でも表彰台に絡む実績を持つH&I兄弟の営む「たぬき小屋」さんではありませんか!!
SSWC実行委員でも一緒に実行委員として汗水流したITKくんが店員さんなのに、まだ訪れたことがなくいつかは行ってみたいプロショップです。
しかも、この記事には私の使っていたPanaracerとDRCというおすすめのゲージの徹底比較をきちんと分析しているところに好感が持てました。
メーカーのカタログにある文言を並べているだけの記述ではなく、ちゃんと使いこなしていて、わかっている人がきちんと2つの製品の使い分けを論じているわけで、大いに納得できました。
ちょうど都合よくプロショップに依頼するべき作業もあったので、本日午前中の空いた時間にお邪魔することに。
まずは、事前にお取り置きしてもらった、DRC社製のエアゲージをゲット。
たぬき小屋(まめ)さんの分析した評価を転載しますと、
良い点
・1目盛り10kPa、かつ大きいので見やすい
・針の反応が早い
・圧力調整時の減圧が早いのでMTBなどで効率的
・仏、米の両方に対応している
悪い点
・少し大きい
・最高圧力が低いのでロードバイクは無理
・抜ける量が多く注意が必要
・1目盛り10kPa、かつ大きいので見やすい
・針の反応が早い
・圧力調整時の減圧が早いのでMTBなどで効率的
・仏、米の両方に対応している
悪い点
・少し大きい
・最高圧力が低いのでロードバイクは無理
・抜ける量が多く注意が必要
ウンウン、ひじょーーに詳細でわかりやすいですね。
触ってみてもう一つわかったことがありました。
それは、DRCのエアゲージは全体がヘッド部以外がすべてゴム素材で覆われているのです。そのため非常に肌触りがしっくりと来て滑りにくいのです。
実は、滑りにくいというのは非常に重要なこと。
タイヤゲージは機械式のため、衝撃に非常に弱いのであります。
滑りにくいことで、誤って落下させるリスクを最小限にしてくれることはメリットの一つだと思えます。
広すぎず、物を置きすぎず、広々とした空間のある店内。とても居心地が良かったですね。
スタッフにとって1日のうち何時間も作業するスペースはとても重要なスペース。
二人分の作業スペースもストレスを感じさせない大きさが確保されておりました。
(ウチにもこんな作業スペースがあったらなぁ。。。)
お客様からもらったんですというソファのある憩いスペースには、ウォーターサーバーや、無料のコーヒーサービスもあり、いろんな話を聞くことができました。
・オフセットリムの斜めったバルブ穴へのチューブレスバルブの確実な固定方法
・スタンディングスティルの実践
・SHIMANO未発表の製品情報
・M8000XTのシングルCリングの歯先の性格
・トライアルテクニックの勉強はオカッピさんの動画がイイ!
・グリスの使い分け
たった1時間ちょっといただけなのに、こんなにも勉強になることをいただけたんです!
特に、このショップスタッフITKくんの前職が自動車の整備士ということもあって、持っている知識・経験の量はハンパないです。
実際のケミカルを使って手で粘度の変化を確かめることも。
結局、タイヤゲージなど小物のみを購入させていただいたのですが、それ以上に学ぶことが多く実りある入店時間でした。
昨今、Web通販が国内外問わずとても一般的に使える手段ともなりましたが、やはり自転車という趣味の世界は、取扱い説明書には書いていないことだったり、現場経験値の高いスタッフの付加価値の高い話は、いくら探してもWebには存在しません。
Webにはない「会話すること」で得られるのは豊かな情報ではなく、
信頼が生まれる時の心地よさだったりするわけですね。
タイヤゲージ通販で買わなくて良かったですわ。
また、お邪魔します。いろいろ教えてくださいませ~。
コンセプトがしっかり記載しているHPは必読よん!
※1 帰宅してすぐにPanaとDRCの使い心地を確認しましたが、やはりPanaは0.1~0.2気圧くらい少なく表示されるようでした。
DRCで200kPa(=2気圧)測定したタイヤをPanaで測定するとおよそ1目盛り違いました。これからはDRCの測定値を基準にしていきます。
※オマケ画像
(台湾グラビアアイドルILIちゃんのカレンダーの説明が一番アツかったぜ!)
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