グラベルツーリング 2.0の境地
たった二日前、すなわち金曜の夕方のことでした。
グラベルの大先輩である、この御二人にお供させてもらうことになりました。
グラベルBikeはどうしたかっていうと、
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OHしたばかりのFoxサスをセットアップしたVassago VerHauenを、急遽、グラベル仕様に変更すること2時間。
カーボンリジッドフォーク、KOGAドロップハンドルバー、機械式ディスクブレーキ、40mmショートステム、ドロッパーシートポスト→ノーマルシートポストへと変貌させましたさ!
そして、土曜の早朝
人生初の本格的グラベルツーリングがスタート!
(Photo by Tatts)
3人のバイクが大きな木の下に集合
偶然にも全員がVassago乗り。
オーダーチタンの最高峰TKO、生粋のグラベル仕様のFistycuff、
しかも、3人ともSS好きってことで、みんなディングル仕様っていうのがヘンタイすぎて笑えます。
本日のルート、基本的には川沿いなんだけど、ルートセッターのJさんならではの、グラベル率がとても高い素晴らしく楽しいルート!
幸いにも風が非常に少なく気温も低くない温かな1日で、向かい風もほとんどない往路でした。
おかげで、ついつい会話も弾む!
初めて味わうグラベルツーリングのお味。
これが、なかなかどーして!面白いじゃないの!!!
どうして面白いのか、少し紐を解いてみることにしました。
1. ギア比2.0で、踏める、漕げる、登れる
この日集まった3台のうち、私とJさんが34×17の2.0。そしてTさんは38×20の1.9
この絶妙なギア比が負荷の大きめなラフロードでも舗装路でも、ちょうどよく踏めるんです。土手沿いのちょっとした坂でも2.0ならグイグイ加速できちゃいます。
2. タイヤ選択は悩めるから面白い
タイヤの幅にご注目
左から、私のX-King2.2inch、TさんのWTB NANO 40c、JさんのContinental Cyclocross 35cであります。
もちろん、グラベルならどれでも走れます。
しかし、MTB用じゃはっきり言ってツマランのです。
ラフロードの限界性能を落としつつも確実にグリップし、かつ、転がり抵抗を抑え、高速巡航も可能。どれも特化しすぎるわけではなく、いいとこ取りのマルチな性格がよろしいわけで、自分なら写真中央の40cあたりのタイヤが理想的なところ。
3. 結構重要なのが、ハンドル形状だったりしまっせ~
これも3人とも違った形状だったから勉強になりました。
左から右にかけて、ハの字の開きが大きいものになってます。
ピュアなロードバイクにはちょっと難易度が高い荒れた路面での小刻みなコーナリングなど、ラフであればあるほど、ワイドでハの字角度が寝ている方が、手首の抑えが効くことが体感できました。手首の向きがMTBのフラットバーに近い向きの方が縦方向に抑えられるからだと思います。
下ハンを持ちやすいKOGAを付けてきた私ですが、高低差が少なくほとんどブラケットを握ることが多かったので、次回のグラベルライドにはラフロード走行の得意なMidge Barに戻すことを強く誓ったほど、幅広は正義でした。
4. 地平線とデカイ空、いろんな路面を全て堪能できるのがグラベル
広大に広がる川岸には、はるか彼方まで視界が広がってます。
(Photo by Jack)
日本にも広いとこあるんだね!って気づくのは、
雲ひとつない大きな青空の下、一面の畑で立ち止まった時でした。
このほか、楽しくって撮影できませんでしたが、林の中のガレた小道のUp&Downもあり、小学生の頃に初めてラフロードを走った時の感動にも似たちょっとした冒険ができました。ロードでもなくMTBでもないバイクだからこそ楽しめるスピード感と走破性能のバランスがグラベルの醍醐味といえるのでは。MTBの持つラフロード走破できる余裕さと、サクッと100km走れるロードバイクのような軽やかさ。
(Photo by Tatts)
決して一人では体験できない魅惑の世界をグラベルの大先輩によって教えてもらいました。お二人には本当に感謝・感謝の大感謝です。
おかげで、適材適所なバイクで走る楽しみのバリエーションがまたひとつ増えちゃいました。
ギア比2.0で行くグラベルの世界
サルサ野郎もVer2.0に進化です!
(Photo by Jack)
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