サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

里山清掃活動で変わること・わかること

本日は、西多摩マウンテンバイク友の会の活動の一環として、西多摩・O地区の道路とその両側の斜面に落ちているゴミ拾いという作業を行ってきました。
(実は私自身も友の会会員なんです。参加できる頻度はとても少ないですが。)

前述のとおり、この日、清々しい朝でスタートが切れた自分は、曇り時々小雨な曇天でも、何か清々しい気持ちでいっぱいでした。

もはや、国内ではあまり珍しくない(ということを認めていること自体恥ずかしいことではあるが)ゴミが自然の中に散らかっている光景を目の当たりにした友の会のメンバーの一人が、その地域の方にお願いして、「普段使わせていただいている丘陵地域で環境保全等のボランティアを通して、貢献していきたい」という願いを聞き入れてくれたからです。

ゴミ拾いって、勝手にやりすぎてもだめなんです。収集したゴミを適切に廃棄対応する必要もあり、地元にお住まいの方々、その土地を所有されている方々への了解と、実際に廃棄処分を行う行政とをつなげることで、完結する一連の作業だからです。

さてさて、ちょっと前置きが長くなりましたね。
17名の友の会メンバー、プロMTBライダーの池田祐樹選手奥様の清子さん、そして数名の地元の方々による合同作業が、雨が止みかけた10時頃にスタートしました。

終了時間を11:30と定め、ギュギュっと濃縮した1.5時間があっと言う間に流れていきました。

各自が手にした45リットルのゴミ袋はすぐにゴミでいっぱいになり、子供用自転車、手押し車、毛布、ガスボンベなど、あきらかに故意で投棄した大型ゴミも掘り起こしてみました。数ヶ月前のモノから、数十年単位の歴史を感じさせる昭和5,60年代のゴミまで。。。

ゴミ拾い作業はビフォー&アフターが顕著にわかるから楽しいということを前述の記事で伝えました。それは決して間違いではないです。
集まった膨大なゴミの量、きれいになった丘陵地域の風景は見ていて気持ちいことこの上ないです。

しかし、本当に変わったものってなんでしょう?
きれいになった環境だけでしょうか?

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この地域に住むNさんの笑顔に答えを見つけました。

清掃活動をした道路沿いに立派なお屋敷を構えているNさんは、
本日の活動する拠点として、自宅の庭先を貸してくれただけでなく、活動後には自然栽培の美味しいお茶を全員にご馳走してくれました。

そのNさんの綴ってくださった当日のBlogには、このようにありました。

休日にはマウンテンバイクを良く見かけるようになった。
颯爽と走り抜けて行く様は気持ちよさそうであるが坂道はきつそうだ。
今までは何気なく見ていたが、これからは挨拶出来るかもしれない。

この写真の笑顔は、私たちMTBerへの思いが僅かかもしれないけど良い方向に変わってくれたことの証なんです。

もちろん、一日のゴミ拾いで得られる信用は小さいものかもしれません。
だけど、小さな一歩の継続が、里山周辺に住む方々とそこを走らせてもらうMTBerの共存につながっていくのは間違いないと確信してます。

今日一日活動したからって、えらそうなこと書いてる自分がいてこっぱずかしいのですが、あえてもう少し書きますね。
私たちは、ややもすると、MTBerが走りやすい環境を欲しているような錯覚に陥りやすいです。私もそんな時が多々ありました。

でも、本当に里山を永続的に走りたいのであれば「地元の方との信頼関係・自然環境の保全・継続的な活用」の3本の柱をバランスをよく組み合わせることだと思います。こうやって文字に起こすと、ちょっと堅苦しくて難しいように構えちゃうのが普通です。でもやってみるとあまりにもシンプルなことの繰り返しだということに気づくわけです。

気負いすぎなくてもよい、
自分のできる範囲で、
継続可能なくらいに無理をしないで、

のスタンスで、これからも参加していきます。

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今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!