伊豆だからできる天国系ライドの二日目
西伊豆・二日目のライドの前に、
初日の宿をどうしても紹介したいのであります。
それは、それは、想像を絶するカタチでした。
なんかタイムボカンシリーズのドクロベエみたい?
いえいえ、これはアメリカの思想家・建築家のバックミンスター・フラーが設計したドームハウスなんです。
こんな不思議空間に住むのは、この地で様々なデザインプロデュースを行うクリエイティブ・ディレクターのOさん。
これまで飲みの席で数回しか会ったことないのに、なぜか昔から友人のような空気の中にとけ込んだのも、気さくで純粋な彼の性格がそうさせたのでしょう。
この日は朝3時起床してた自分でしたが、珍しく12時近くまで語りつくしました。
(11/28発売の『snap』にて彼の秘密基地が掲載されてますのでチェケラ!)
一夜明けて、
今日も快晴! 前日同様に無風で暖か!
地元のOさんオススメの海岸エリアに向かいました。
Oさんに貸した自分のTurnerのリアバックが小刻みに路面を追従しているのが、いとうつくしくて、後ろ姿を何枚も何枚も。。。
向かった先は?
なんと島なんです。
海と坂と山と空と太陽とそしてBikeが一つになった!
山でダウンヒルする絶叫とは別の種類のあえぎ声を連発!!
(ただ、ひたすらスタンディング・スティルしながらオバカになりました)
Oさんは、気がむくと自宅のドームから南下してスルスルっと伊豆の山と海を見ながら走るのだそうです。ホント、羨まし伊豆っね!
海岸線を沿ってつなぐトレイルの途中に、こんなステキなログハウス。
リタイヤした初老の男性が自ら作った高床式ログハウス。
自作の苦労話や世界初の技術を活かした改良ポイントなど、楽しく聞かせてもらいました。
すると、そのご主人が住む裏庭から伸びる秘密のトレイルを案内してくれました。
なんとそこにあったのは!
これまた英国調のカラーリングがステキなお家でした。
ステキすぎるのは、その大きな芝生から臨むことのできる南側の景色です。
180度のパノラマ撮影なので、水平線が狭いですが、実際は太平洋を独り占めできる超絶的な美しさなんです。
さてさて、羨望の気持ちを振り捨てて旅は続きます。
あまりにも気持ちヨカッタんで、ついつい動いちゃいました。
(ウザくてメンゴ)
そういえば、過去数回参加した経験のあるミヤタ・リッジランナーカップも「海が見える」ってだけで、登りで辛かった気分が持ち直した記憶があります。
ここは、持ち直すというよりも、
ココロを浄化してくれる作用があるようです。
2時間ちょっとのシーサイド・ライドが終わり、お待ちかねランチタイム
定食屋の主人が自作した野菜たちと地元でとれた海の物。これで900円。
伊豆、ズルイくらいに何もかも美味いよ。
帰路につく前には、もちろん温泉も。
20度ぐらいの斜度がある坂を幾重にも越えて行き、
ひっそりとした秘湯につきました。
今回のライド。
どちらのガイドも地元の良さを知り尽くした伊豆らしさ溢れるライドでした。
ね、日帰りなんかじゃつまらんでしょ。
地元の人のやさしさを堪能するには最低一泊するのが伊豆的常識なのかも
山で叫び、夜は呑み、海でココロ洗う・・・そんな旅ライドでございました。
あらためて、お世話になった方々にこの場を借りて感謝・感謝・感謝です。
<おまけ>
(photo data : ISO40 4.1mm f/2.2 1/3425)
今回もクソ長いのに最後までよんでいただき、ありがとうございました。