サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

歴史を知るヨロコビ LTBもかなわないぜよ!

KOOWHOからの帰り道のこと。
ふと、材木店の入り口付近に、威風堂々たるおじいちゃんBikeがありました。

あまりにも立派なチューブ形状がすぐに脳裏に焼き付いてしまい、
10m過ぎた後、すぐに引き返してしまうほどの魔力がありました。

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りっぱなサイドカーでした。
最近見たばかりのXtracycleのSideCarとは、趣きが全く違います。(当たり前だのクラッ◯ー)

よくよく見てみると、本当にスンゴイつくりになっていることがわかります。
イメージ 2
<スゴイ①>
サイドカー専用設計と思われる本体のBikeとの連結部分がスゴイ!
サイドカー部分の前方の連結部分のRがペダリングの動きを回避する形状がお美しい!
決してハングオンなんてしません。

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<スゴイ②>
やはり、サイドカー。荷台の幅、長さともに材木店さまの用途にも十分に応えるものです。


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<スゴイ③>
タイヤがごん太!
そのタイヤ幅とほぼ同じ幅の超ワイドリム!
一体何番のスポークなの?ってくらいのぶっといスポーク! 
がまとめてスゴイ!


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<スゴイ④>
シートチューブステイ(仮称)がスゴイ!
極点に寝たシートアングルと、ロングホイールベースによって背の低い日本人でも安定して漕げるのでしょう。とにかくこのステイがとってもステイキ!
座骨にあたったところがエクボとなっているこのサドルもきっと当時のままなのでしょうね。


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<スゴイ⑤>
アソビゴコロ満載なマッドガードのブリッジの形状がスゴイ!
これだけ質実剛健な実用車なのに、なぜこのようなウェービングなのか?


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<スゴイ⑥>
名前がスゴイ!
威力ですよ! もうかないません。
SuperFlyとかSLとかExtraliteってネーミングとは別次元の王様です。

でもこのヘッドバッジがあったおかげで、この実用車の本当のスゴさがわかったんです。

<スゴイ⑦>
歴史が本当にスゴイ!
「威力号」 大正3年創業の安藤自転車工場によって昭和21~30年代(一説には50年代まで)に製造されたもの。
スゴイ×100です!
錆びていないチェーンやひび割れしていないタイヤからして、おそらく現役! 
60歳以上も走っているとすれば一体何万キロ走ったのでしょう!

当時の実用車は大卒初任給の2~3か月分だそうです。
だとするとサイドカーはその倍くらいしてもおかしくないですかね? 
少々乱暴な憶測ですが、現在の価格にすれば70~100万ぐらいの価値だったのでしょうか。

なお、昭和の実用車を調べる上で以下のサイトを参考にさせていただきました。

(ここのコメントを読むと、涙がでるくらい感動します。Blogってスゴイな)


最新のBike事情も大好きですが、しっかりと日本に歴史を残し続けているNIPPONの自転車も
本当にステキな世界があるのですね。
また時間がある時にトリップしてみたくなりました。

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