サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

2組めの失敗

先週、初めての手組ホイールの完成と初ライドで調子コイて、先代使っていた完組ホイールをバラし、トルクのかかり方に不満があったハブを交換して2組めを作っちゃおうという計画でした。

どこで失敗したのか、今時点では原因究明できましたが、これもまた自転車の神様が与えてくれた試練ということで勉強になりました。

さて、今回は最初の手組から得た反省を改善していきました。

1)スポークプレップをねじ山に均一塗り
昨日のBlog記事に写真掲載したのがソレです。
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3mm幅の平たい筆で1本1本ムラなく塗っていくと、まるで自分が伝統工芸品を作っている気分に浸れます。皆様もゼシ!
ボテっと付きすぎた場合は、ウエスで余分なプレップを取ることも抜かり無く。

2)リムの中にニップルを落とさないぞ!
アメトーーークの「手組あるある」コーナーで、ベスト3に入るネタと言っていいでしょう。
前回は、指でつまんでは落とし、ピンセットでつまんでは滑り、ヒヤヒヤドキッチョのモ~~グタン状態?
今回は、全てこのやり方でやりました。
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リム外側から、別のスポークを使いそれにニップルを数回廻してリムホールにダイレクトに入れました。これなら落っこちようもないし、ハブから生えたスポークたちを無理にリム側に引っ張り上げなくても良いです。これで、ニップル落としはゼロ!

そんなこんなで、仮組まではかなり早い時間で組み上げ完了!

ニップルはRED! スポークはSILVERじゃけん!
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ハブは、Front:HB-M985 Rear:FH-M985 だす!
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Rearのフリーの滑らかさは、ラチェットの多いHadleyよりも上かもしれない。
(ちなみにXTRは40ノッチ)

こうなりました。
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まるで完組ホイールのような出来映えにウットリしてました。(この時まではね)

このハブにしたのは、コイツを使ってみたかったからです。
イメージ 7イメージ 8












そして

問題はここから。。。



まずは、オチョコ量の少ないFrontホイールから!
振れ取り台を使って、縦や横の振れを交互に調整してきます。

センターゲージもこまめに使って、ローター側のテンションも上げていきます。
テンションのユルい反ローター側もどんどん締めていきます。

あれーー、テンションがあまり上がらないうちに、左右ともにニップル締めが渋くなっていきますよ??

どちて?どちて?

うわ、ニップルの逆サイドからスポークがはみ出ていきているよん。
まだテンション弱いのに??

ニップルをなめてはイケナイのでここで作業は一旦終了。



よーーく、考えよーー、◯◯◯は大事だよーー!



(◯◯◯って、もしかしたら??? まさか!)


ここで潔く、今までと逆の行程をたどり全てのニップル、スポークをバラしました。

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はい、元通り! 


そして、まずはアレを確認!

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ERD 598って書いてありますよねーーー! 

DTのSpoke Calcで再度全ての値を入力してスポーク長を再計算しても、発注したものに間違いは無かったのねんのねん。

で、もしやと思ってERDを実際に測ってみました。
ERDとは、リムの内径の長さ+リム内にスポークがニップルに入っている長さ のことです。
(IT系の方へ ーーー  「ERモデルの表記法じゃありませんですよ」)


598mmじゃなかった。。。。。。。
(このアメクラ野郎め!)

何回測っても594mmだよ。おっかさん。

この値でDTサイトで再度入力すると、全てのスポークが2mm短くなりました。

◯◯◯とは 
ERD のことです。本当に重要なんです。メーカーの公称値なんて信じちゃいけません。

最初の手組のリム:Stans CRESTは公称値605でドンピシャだったので、今回もこれを信じてしまい実測しなかったのが私の落ち度。。。

教訓:ERDは、実際に使うスポークとニップルを使い正しく測りましょう。

というわけで、前後左右で1mmずつ4種類ものスポークのうち、使い回しが利くのは1種類のみ。
やむなくちょっとずつ短い48本を発注することにしました。


ちょっと高めの授業料でしたが、これも勉強なり。
次こそ頑張るもーんだ!