ケミカルチューン by イノテック105(後編)
さて、先日の前編の続きです。
脱脂洗浄後の各パーツにイノテック105をヌリヌリするぞ!!!って意気込んだのもつかの間。
付属のキャップの先っぽをカットして、刷毛を下写真のようにぶっ刺すという説明なんですが、
そんなことをしたら、キャップを密封することができませぬ。(なんと中蓋も無いのよ)
というわけで、余ったペットボトルのキャップに適量を入れて、付属刷毛で塗った次第です。
塗った直後はこんな感じですね。
サラサラなので、少量でも非常によく伸びます。
そして天日干しだす。
イカげそみたいですけどね。
その後、軽く触ってみると、かすかに成分はコーティングされているけど指には付着しない程度にまで薄くなります。
そして組み上げていくうちに、イイことがわかりました。
SSバイクの場合、リアホイールを脱着する時に、必ずチェーンを触るのですがこの時に指が汚れないってことです!
そして、その脱脂方法がスゴイ。
「煮沸は1回目で表面にオイルが浮いてくるので、そしたらお湯を交換して煮ます。多分2回くらい?で完全脱脂できると思います。新品チェーンの時にやっておくと次の時にもほとんど汚れがないのですごく楽です。」
なるほど、脱脂は力任せにゴシゴシするより、煮沸ってことですな!!(次回やってみよ)
さてさて、
写真ではわかりにくいかもですが、こんな状態になりました。
そして、セミ・フロントファット仕様のSalampus(クドイか?)が出来上がりました!
Front Tire : Surly Knard 3.0
Rear Tire : MAXXIS ARDENT 2.25
Front Ring : Rotor 34t
Rear Cog : Endless 23t
近所をちょろりと走った最初の印象ですが、
3.0インチタイヤはかなり柔らかくしてこそ真価を発揮する気がします。
1.2Barをさらに下げて0.8にしても圧倒的なエアボリュームがあるので安心して段差に突っ込めます。
そして、漕ぎの軽さを重視して選んだ、標準的な太さのARDENT 2.25ですが、これがフロントの柔らかさとは異質すぎ。バランスを考えればやはりKrampus本来の挙動を掴むためには前後Knardが理想ということも正直わかりました。
エアボリュームがもつクッションの量を感じながら、またそれを利用しながら走る乗り物だということが体感できたような。
リアにはKnardを履けないので、ARDENT2.25→2.4にインチアップ。(持っててヨカッタ!)
そして、
コグを23→HbCの24tに変更。SSJを狙ったセッティングですが、賓脚のワタシはやはり登りに重点を置くべきだと感じて、34×24tの1.42。
いろんな方に試乗してもらいやすいようにフラットペダルです!
そして、ちょっとだけダートの上も試走してみました。
すっげ~~~~~!!!!
コーナーでいくら倒し込んでも、前輪が滑っていかない!
27.5や26と比べれば倒し込みには、それなりに意識を強く持ちながら過剰気味に寝かせるわけですが、
だんだんと慣れてくれば、倒し込む勇気や不安よりも、グリップを維持し続ける楽しさの方が勝って来ます。狙いたいラインがきちんとトレースできるヨロコビ。
こりゃ痛快だ!
これがファットの魅力なのね!
ちなみに、
Fox F29にも余裕で入ります。
ただ、肩下がどんどん伸びていくし、これではファットタイヤの意味・楽しさが半減するのでこれはやらないでしょうね。
今週末、「もう一台のSSJ仕様Bike」と共に、2台持ち込んでライド計画しております。
そして、アタリがついたところで、3/17のプレイベントにて本コースを試走てな計画。
ウッシッシ!!