29er用9sカセットってナニモノだ?
いきなりでアレですが、またこんなの作ってしまいました。
グラフ好き野郎と言われてしまうの覚悟です。(ちなみに前回の表はコレね)
たぶん、表の中の文字は小さいので見えづらいかもですね。
ブラウザで参照する場合は、右下の+ボタンを押して拡大表示してみてください。
さて、何が言いたかったのか、書きながら整理してみましょう。
実は昨日更新した記事で紹介した秘密兵器はコレ↓
SHIMANO HG-61 9s 12-36tだったのです。
ギヤ構成は、「12-14-16-18-21-24-28-32-36」
今まで通常のカセットは最大34tまででしたが、29erが台頭してきたこのご時世に合わせ、車輪の大きい29erにもギヤが重めになりすぎないようにとうたい文句がついたのが、最大36tを構成するコイツなのであります。(すくなくとも2年前には発売されてたみたいです。知らんかった)
ほほー、じゃどれくらい軽くなるのかなと思い、通常フロントで最も多く使うギアのミドルギアとの各ギヤ比を計算してみたんですね。
ちなみにフロントトリプルのミドルのデファクトスタンダードなのが32tですね。
私が持っているRotorのミドルは33tなので、両方を並列して出してみました。
ここまでで上記グラフのうち、上から2本の線を説明しております。
そして、何と比較すればわかりやすいのかなと考え、
それまで最も平均的だと思われる9sカセット11-34t「11-13-15-17-20-23-26-30-34」を比較材料にしてフロント32tと33tの場合のギア比を出しました。
また、27.5inchホイール(=650B)と26inchとも比較してみたかったのでですが、単純にギヤ比だけ算出しても意味がありません。
そこで、ホイール径を29erに合わせて考えてみます。
たとえば、
フロント33t × リア11tだと、ギア比は3.00ですが、
27.5inchの場合は、1.05で割ります。(29/27.5=1.05として小数点第3位を四捨五入した係数です)
すると、2.86というギア比に置き換えられます。
あくまで29erのギア比の数字に慣れきったしまった私なので、29erに置き換えた数値感覚で比較したかったのです。
同様に26inchホイールの場合は、1.115で割ります。(29/26=1.115 勝手ですが、なんとなくな気分で小数点4位以下を切り捨てました。)
というわけで、各9sのギヤ比構成を並べてグラフにしたまでです。
(ここまで読んでしまった方、本当にわかりづらくてスミマセン)
わかったことは?
・Rカセットが34→36になってもロー側ギヤ比は劇的に大きく変わらない(0.05の違い)
・ロー側よりもトップ側の方が影響が大きい。(0.24も違う)
・29erより26の方がギア比がクロスする傾向なのね。
・今までのギアード(フロント32t リア11-34t)の26インチに慣れてきた私にとって、
ほとんど変わらないギヤ比構成ができるのは、
27.5inchホイールでフロント33t 12-36tカセットを付けた時である。
実は、最後のポイントが、私にとって一番知りたかった部分なのです。
つまり
コレ、29er用カセットだけど、
ホイール径を27.5にすると、
ギア比は26の軽い漕ぎ出しがマンマ得られますよ!!
ってこと。
そして、これは数値上の問題だけであって、実際にはホイール径が大きい方が路面の凸凹を乗り越えていく推進力があるので、同じギア比の数値ならホイール径が大きい方がメリット大!!!!
ここで改めておことわりしておきますが、
・あくまで数値上のハナシです。
・ミドル×ローを多用するような、登坂斜度のある程度あるようなトレイルに限定したメリットです。
・私は、重いギヤより軽いギヤクルクルが好きです。(SSは別ですけど)
・本当は10sのダイナシスにしちゃえば、もっとメリットが多いに決まってます。
・でも9sでしばらく頑張ってみようという方向けです。(10sなら36tが普通です)
・頭で考えるより、実際に走る方が良いに決まってます。
さて、ここまで書いたところで、再度↑のグラフを見てみると、なんだか見にくいなと思ったので、
少し整理してギア比数値を表にまとめましたので、ご参考に!
79erへの道がまた一歩近づいたな!
いじょう!
本日の記事、細かすぎてツマランという方
いやいや29er 9Sにも光が見えたゾという方
ポチしてくれたら、今後もさらに頑張ります!
今日もありがとうございました!