サルサ野郎は考えた

Bike(ジテンシャ)のコトばっかり。主にMTBとグラベルとバイクパッキングね

初級者から楽しめる奥多摩グルメライド(後編)

 さて、後編に続きます。こちらが本編というか、一番お伝えしたい中身がドッサリ詰まってます!

前編でお話ししたように、今回の旅の記事の概要は以下の通り

どんなライダーに向いているか

このルートを楽しむための前提条件のようなチョッチュ真面目なお話しは前編にてどうぞ!

使用バイク

こちらはマニアな方ならおわかりいただけるネタとなってますので前編にて!

走行データ

走行ログなど重要なデータがありますので前編をご覧あれ!

超絶美味のグルメスポット

ここからが、後編の始まり!
グルメというからには、お腹が空いていないと意味がないわけですが、
午前11時の開店にちょうど良い時間に御嶽駅に到着した私。余裕を持って輪行袋からバイクを出して準備し、向かった先はコチラでした。

 1. 奥多摩リバーサイドカフェ AWA

https://canyons.jp/ja/tour-areas/okutama/awa 
実は、下調べで予習してた時から、コレを注文するしかないっしょ!と決めてた逸品が、コチラ

f:id:stsg0325:20191127115919j:plain

ボルケーノ(火山)という名のローストビーフディッシュ

このボリューム!!!
濃厚なのに、口の中ですっと溶ける「わさびヨーグルトソース」と黒胡椒とのバランスが美味すぎて、走った後でもケロって平らげてしまうほどの美味さ。
しかし、この後もデザートの為に胃袋を確保しておく必要があるので、大盛りではなくレギュラーサイズに留めておきました。単品で1350円だけど、コレは食べて納得!
どのテーブルでもこの品は必ずオーダーしていたようで、お店の看板メニューでした。

 

こんな絶品を食べる最高のスパイスが、

f:id:stsg0325:20191127120906j:plain

多摩川上流の清らかなせせらぎを眺めるウッドデッキ

11月の初旬でしたが、日差しが暖かく迷わずウッドデッキを選んで正解。開店間際なのに、このスペースだけはすぐに埋まってしまうほどでした。奥多摩に来たのであれば、奥多摩らしい空間をチョイスするっていうのはミーハーではなく正義です。

テラス席の予約もする人も多いみたいなので事前予約が吉のはずです。

また、自転車で来店する方も多いのか、入り口近くにサイクルラックもありました。

 

【お店データ その1】

 「奥多摩リバーサイドカフェ AWA  」

     TEL 0428-74-9947

     東京都西多摩郡奥多摩町川井54-1
        https://canyons.jp/ja/tour-areas/okutama/awa

f:id:stsg0325:20191127151738j:plain

R411から、ちょっと小道にそれたところにあります。

f:id:stsg0325:20191127151845j:plain

広くて開放的な店内も多摩川の流れを眺められる。だからリバーサイドカフェ!

f:id:stsg0325:20191127123209p:plain

(クリックするとGoogle Mapを開きます)

ここで、お腹7分目くらいまで満たし、その後また1時間ほど走って2件目で、お茶でもしようかなとぼんやりとした予定を組みながら店を出ました。

時系列に書くと、次は奥多摩の景観を探索しながら走ったレポートなのですが、この章ではグルメを連投します。

 

  2. カフェ山鳩

次に休憩先として選んだのは、鳩ノ巣駅の駅のそば「カフェ山鳩」です。

小休止を含みながら1時間ほど走って来たので、ちょいと小腹が空く頃でした。

f:id:stsg0325:20191127124737j:plain

411号線に面した「山鳩」駐輪スペースもあります

山荘をイメージした温かみのある作りのカフェです。

f:id:stsg0325:20191127125301j:plain

ペレットストーブ、展望デッキ、オーガニック野菜の販売など居心地良さそうな店内

居心地いい居間のような空間の店内には、特大のウッドテーブルが真ん中にあり、ペレットストーブ、貸し出し文庫、野鳥を観察するための本や双眼鏡など、「どうぞ好きなだけここに居てちょうだい」と言わんばかりのリラックスムード。初入店なのに、3分もあれば馴染でしまうマジックがいたるところにありました。

f:id:stsg0325:20191127130033j:plain

展望デッキのテーブルには、野鳥観察の本と双眼鏡

メニューをみながら、お目当の手作りスイーツとコーヒーのセットでいいのかなとオーダーをしかけたのですが、ひょっとして何かこだわりがあるのかと、ためしにオーナーのおすすめを聞いてみると。

「玉ねぎを普通の2倍の量を使ったハヤシライス」と、「そばサラダ」は是非とも一度は食してほしいと、情熱の伝え方がハンパなかったので、スイーツの前に食べてみることに!

f:id:stsg0325:20191127130810j:plain

玉ねぎの量が通常の2倍入った特製ハヤシライス

f:id:stsg0325:20191127131147j:plain

ここにしかないかも? そばサラダ!

スイーツを食べるつもりが、こんな美味そうなもの出されたら、、、

大人男子二人で、仲良く「はんぶんこ」してペロリ完食。

ハヤシライスは、まるで神田の老舗洋食屋のようなコクのあるしっかりした味。

まぁ、いわゆる家庭ではなかなか出せない深イイ味ですかね。

そばサラダは、細かくカットして揚げたオーガニックごぼうと、ゆず風味のドレッシングたれが効いて、これまた美味の連チャン!
ハヤシライスとそばサラダ(小)のセットが一番よく出るというのは納得できました。

f:id:stsg0325:20191127132158j:plain

季節のデザート、この時期はグレープフルーツ

少食な私ですが、意外にもあっさりと食べてしまったので、迷わずスイーツも注文。
季節限定のデザートメニューのようで、この日は「グレープフルーツのシャーベット」をいただきました。

ウンウン、この一皿とコーヒーだけでも、ココに来てくつろぐだけの価値はあります。
人工的な甘みではなく、素材の良いフルーツからくる甘み・旨味が胃袋の奥まで染み渡るように溶けていきました。

【お店データ その2】

 「カフェ山鳩  」

     TEL 0428-85-2158

     東京都西多摩郡奥多摩町棚澤776
       http://yamabatonosu.com/ 

f:id:stsg0325:20191127134631p:plain

(クリックするとGoogle Mapを開きます)

通常、バイクライドというと、カロリーメイトウィダーインゼリーといった行動食か、よくてもコンビニで入手できるものをエネルギー源として摂取するのが一般的ですが、たまには「あの店で、あのメニューを食べたいから走る」っていうのも、ホビーライダーがホビーとして自転車を長く楽しむには最高の活力源になるはず。

たくさん走って満足するのも良いのですが、

「来てよかった」

「食べてよかった」

が一つでも追加できると、自転車ライドの楽しさが倍増するのは、言わずもがなですね。

 

3. 山城屋 (わさびのお土産屋さん)

グルメの締めを飾るのは、奥多摩ならではのお土産=「わさび」でした。

なんとわさびが名産だったとは、今まで知りませんでした。

つまり、コレまでの数十年は走りにばかり気を取られていたので、こういった名産があるスポットをきちんと巡っていなかったわけです。

f:id:stsg0325:20191127152535j:plain

大型観光バスが押し寄せるほど、実は超メジャーなわさび屋「山城屋」

入店するや否や、「売れてる人気商品ベスト3」を単刀直入に聞いてみました。

f:id:stsg0325:20191127152917j:plain

3位 岩のり風味わさび 

f:id:stsg0325:20191127153101j:plain

2位 期間限定 わさび醤油漬

f:id:stsg0325:20191127153537j:plain

1位 わさび漬け 

実は、お子ちゃまな自分はどうしてもわさび漬けの「粕漬け」が苦手でしたので、2位のわさび醤油漬けと3位の岩のり風わさびを購入しました。
わさび醤油漬けは11月から5月までの季節限定商品らしいです。限定商品とくれば試すしかないっすね!、

後日談でありますが、この2品を加えたお茶漬けが美味すぎ!

f:id:stsg0325:20191127154856j:plain

あのお茶漬けの素に、岩のり風わさびとわさび醤油漬けをトッピング

f:id:stsg0325:20191127155018j:plain

わさびの香り、奥多摩の思い出が蘇る!

【お店データ その3】

 「山城屋 」

     TEL 0428-83-2368

     東京都西多摩郡奥多摩町氷川717-3
       http://www.yamasiroya.co.jp/

f:id:stsg0325:20191127155606p:plain




さて、ここらでグルメの紹介は終わりまして。。。

 

奥多摩ならではの景観

今回走ったルートはJR青梅線でいうところの御嶽駅から奥多摩駅に沿った国道411号線がメインでした。

奥多摩周辺を走るルートはいくつもあります。検索すると青梅線終着駅である奥多摩駅からスタートするのが一般的なようですが、あえての御嶽駅スタートすることで、多摩川の清流を左に眺めながら左側通行でいくルートとなったのですが、結果的には気持ちの良いライドとなりました。

 

左手に見える多摩川のせせらぎの美しさの他、次第に紅葉になりかけていく山々、キャンプ場の賑わい、吊り橋、休憩スペース、トイレ(コレ重要)など移りゆく様々な景色はファン・ツーリングの醍醐味でないでしょうか。

 

暖冬のせいなのか、あと2週間経ってたら本格的な紅葉が拝めたのかもしれませんが、それでも景色に奪われて寄り道をする行程はとても楽しいものでした。

f:id:stsg0325:20191127141344j:plain

橋をみては寄り道をし、川との高低差にヒュンヒュン寒がってしまいます。

f:id:stsg0325:20191127141633j:plain

数日前の台風のせいなのか、まだ水の色が濁っていました

ゴールの奥多摩駅が近づいてくると、白丸ダムという看板が見えて来たので、吸い寄せられるようにダムに向かって立ち寄ってみました。

 

f:id:stsg0325:20191127141753j:plain

すると、なんとなんと!
珍しく放水中でして、放水している放水口の真上から見学もできるようです。

なんかステキ💖


放水中の白丸ダム

 

また、この白丸ダムには、魚道といってダムができてしまったことにより、せき止められてしまった川の下流から上流に向かって魚などが登れるようにするための専用の道があることを初めて知りました。

時間が限られていたので全部を探検することはできませんでしたが、出口あたりから入ってパチリ!

f:id:stsg0325:20191127144446j:plain

コレが魚道だ。ギョギョってなるね!

そして、とある吊り橋を渡った先には、こんな情景も! 

f:id:stsg0325:20191127145116j:plain

むかしみちも立ち寄ってみたかったけど、台風の影響で走れず

 

なお、今回のルートはコンビニは少ないですが、橋の近くには清潔感のあるトイレも複数あるので、アウトドアが苦手な初心者や、清潔が命という女性にも優しいルートかもしれません。

f:id:stsg0325:20191127145233j:plain

橋の近くには、アウトドア苦手の女性にもOKなキレイなトイレ

なにはともあれ、グルメも景観も楽しめる奥多摩エリア。

上級者であれば、早い時間に奥多摩駅をスタートして、まずはライドに集中。御嶽駅を折り返してランチを計画すれば、往復でいろんな楽しみ方を満喫できますね。

これからも、まだ未発見のエリアが多数存在する奥多摩奥多摩だけに奥が深そう。

 

編集のプロが作った3分で伝わるムービー

現在、編集のプロが鋭意製作中ですので、また別のタイミングで紹介させていただきますね。

 

今回は画像多め、本文長めの投稿でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。